今回のキーワード
★誰の為に質問をするの
誰のための質問ですか?
人は質問する・される事で答を探そうとする。
質問とは、無意識に問いかける、意識的なコミュニケーションだと思う。
だから、相手に質問をする時は、誰の為にどんな理由で質問をしたいのか、を明確にしておく必要がある。
なぜならば、相手に無意識へ質問を問いかけると同時に、こちらの無意識の気持ちも相手に伝わるから。
例えば、子どもがテストの結果が悪かったとき、親が「なんでこんな点数なの?」と子どもに質問したとする。
この質問は、誰の為にどんな理由で質問をしたのか。
この場合、親が自分自身の為に自分の気持ちを埋めたくて、子どもに質問をしていると思う。
親の「なんでこんな点数なの?」という背景には、親の子どもテスト結果への期待感(良い点数)が存在していて、親は、その期待感を埋めてもらえなかったので、子どもに悪いテスト結果の理由を求めてしまう。
その親の言葉や表情、無意識で伝わるメッセージを感じとった子どもは、テストで出来なかったことの言い訳をしてしまう。
人は質問をする事で、答を探そうとする。
それは、自分自身に対してでも、相手に対してでも。
だから、質問をする時は、新たな気づきや次につながる質問を意識してしていく必要がある。
上記の例では、単に親自身の気持ちを満たしたくて質問をして、子どもは言い訳をして終わっていく。
これでは、親の気持ちが一瞬満たされるかもしれないが、子どもの心は満たされることはない。
これは、自分自身に対する質問でも一緒のこと。
自分が質問をするとき、誰の為にどんな理由で質問をするのか。
その事を意識してみてもいいかもしれない。
あなたはいつも誰の為に質問をしていますか?
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