「なぜ?」と質問したい訳・・・|しつもん仕事術

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★悪い質問をするとき

「なぜ?」と質問したい訳・・・

質問にはいい質問とわるい質問がある。

いい質問とは、相手の為に相手が気づく質問。

質問にはいい質問とわるい質問がある。

いい質問とは、相手の為に相手が気づく質問。

悪い質問とは、自分の為に相手が傷つく質問。

Whyで質問をすれば言い訳が返ってきて自分を満たそうとして相手が傷つく。

Howで質問をすれば改善や行動の答になり、相手に気づきを与えることができる。

でも、質問の言葉をWhyからHowに変えただけでは、相手に上手く伝わらなかったり、逆に自分にストレスを感じたりする。

なぜならば、自分の心が、そもそもWhyと言いたいと思っているから。

人が発する言葉と心の状態はリンクしている。

特に無意識や感情的な時に発する言葉は、心の状態を言葉で表わしているときが多い、人は「なぜ?」と質問をするときは、恐らく無意識で質問をしていると思う。

では、どうして人は「なぜ?」と問いたいのだろうか。

それは、なぜ?という質問をする質問者の心理として、”現在の事実を認めようとしていないから”

そして、質問者の心の中にある理想な思いと、その現実のギャップを埋めようとするときに、人は”なぜ?”と質問をして、言い訳の答を求めてしまう。

例えば、昨日のブログの例として、子どもが70点の点数だったとき、親が「なぜ?」と質問をしてしまうのは、親の心の中では「テストは100点であるべき」という理想な状態を描いていた。

しかし、子どものテストが70点という現実だったとき、親の心の中で30点分のギャップが生まれてしまう。

そして、その30点分の心のギャップを埋めてほしくて、親は「なぜ?」と質問をしてしまい、言い訳を求めてしまう。

だから、70点という現実の状態を認めていないときに、親がWhyをHowに言葉だけを変えたとしても、親自身も心と言葉の不一致でストレスに感じるし、やっぱり、子どもは言い訳をしてくると思う。

なぜならば、質問は、相手の無意識に問いかけると同時に、質問者の心も一緒に相手に伝わってしまうものだから。

WhyからHowに質問を変えるときに一番大切なのは、Whyと質問をしたい自分自身の心理状態に気づき、その現実を受け入れられるかどうかだと思う。

そして、現実を心の中で受け入れてから、Howに質問を切り替える事で、相手から改善や行動を生むことが出来るのだと思う。

あなたが、「なぜ?」と問いたい時にどんな事を感じていますか?

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