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★いい質問とわるい質問
いい質問とわるい質問
質問にはいい質問とわるい質問がある。
いい質問とは、相手の為に相手が気づく質問。
悪い質問とは、自分の為に相手が傷つく質問。
例えば、子どもがテストで70点だったとする。
悪い質問をする親は、
親:「なんで70点なの。だからちゃんと勉強しなさいと言ったじゃない」
子:「だって、、、時間が足りなかったんだもん」
親:「だってじゃないでしょ。言い訳するの止めなさい。あなたのそういうところがママは好きではありません」
子:「・・・・」
という感じで一方的なドッジボールのコミュニケーションになる。
人はWhy(なぜ?・なんで?)で質問されると、無意識で「だって」と言い訳で返答したくなるもの。
この場合でも親が「なぜ?」で質問をしているから、子は「だって」で返しているのに、次に親から言い訳を指摘されると、子どもは、テストの結果と自分自身を否定されることになる。
では、いい質問の場合はどうだろうか。
親:「お~70点の点数とれたんだね~。今回のテストでは、どんなところがうまくいったのかな?」
子:「この計算とこの計算がうまくできたよ」
親:「そうなんだね~。よく勉強していたんだね~。今回、うまくいかなかったところはどんなところかな?」
子:「あの計算とあの計算がよくわかんなかった」
親:「そうなんだね。あの計算とあの計算がわからなかったのだね。では、どうしたらあの計算がわかるようになるかな~?」
子:「う~ん、先生に聞いてみるか、ママから教えてもらいたい」
という感じで、双方向のキャッチボールのコミュニケーションになる。
人はHOW(どうしたら?・どうやって?)で質問されると、無意識で次への改善点や行動を返答したくなる。
多くの場合、Whyは自分の為に相手が傷つく質問になり、Howは相手の為に相手が改善や行動に気づく質問になる。
だから、質問をWhyからHowに変えるだけでも、相手の答の質が大きく変わってきて、結果として職場などでの問題解決もHowの方が早く解決できるのだと思う。
あなたは質問をする時、Whyを使いますか?それともHowですか?
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