褒めることを探さない|人を動かす|人に好かれる6原則編

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★心から褒める

褒めることを探さない

人に好かれる6原則マインドマップ
よく子育ての本などで、子どものわるい所を叱りつけ子どもを育てるより、子どものいい所をほめて育てた方が、心豊かな子どもになると書かれている。

確かに叱りつけられるより褒められた方が自分自身も気持ちがいいものだから、子どももまた一緒だろう。

しかし、”褒める”という言葉だけが先走りして、なぜ褒めた方がいいのか?褒めることにどんな意味があるのか?その大切なところがおろそかになっていると思う。

人は自分の行いで、他人に良い効果があったと知るとき、自尊心を持つことができる。

人は自分の行動で、他人に良い効果があったと知るとき、自分の自信になる。

しかし、自分の行動で他人に良い効果があったかどうかは、自分だけではわからない。

そこで必要になるのが相手からの”褒め”言葉であり、そういう意味では、褒め言葉は感謝の言葉でもある。

その意味を理解しないで、褒め言葉だけを言おうとすると、恐らく相手の行動の評価になってしまう。

例えば、子どもがテストで100点をとったとき、母親が「100点のテストはすごいね。やっぱりあなたは頭がいい子ね」とテストの成果を通して子どもを褒めたとき、子どもは嬉しさもあるけど100点とらないとこれからも100点とらなければと思ってしまう。

同じ状況で、感謝の褒め言葉で言おうとすると、母親「テストで100点とったんだね。お母さんはテストの点数もいいけど、そのあなたの前向きな姿を見ていて、お母さんはとっても嬉しく感じる。いつもありがとう」褒め言葉を言おうとすると、行動の結果や成果だけをみて伝えてしまう。

それでは、相手の自尊心は育たない。

なぜならば、自尊心は、相手に良い変化があったと知る時に育つものだから。

自分に良い変化をあったことを、感謝の気持ちを込めて相手に返すことが、本当の”褒め”言葉。

そのために、相手のいいところを褒めようとするのではなく、相手の影響で、自分が気持ちがよくなったことを、素直に返すことが本当の褒め言葉なのだと思う。

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