父親の四十九日忌

今日は父親の四十九日忌だった。

お坊さんのお話によると、
四十九日忌は大練忌ともいい、
亡くなってから7日×7週の修業を終えて、
初めてご先祖様の仲間入りする日とのこと。

また、知り合いのスピリチュアルカウンセラーの方は、
魂が生まれた故郷に帰る日が四十九日と言っていた。

いずれにしても、天国で幸せな時間を過ごして、
私たちを見守っていてください。

自分が病気になり会社を退職したとき、
まだ、元気だった父親はこう言ってくれた。

「お前が1部上場の会社に勤めようが、辞めようが俺はどっちでもいい。
 ただ、家族を幸せにするために働き、自分の人生を後悔しないよう
 これから生きていてくれればいい。」

寡黙な父が言ってくれた言葉。

それから直ぐに父親の体調が崩れ入院することになった。
重度な肺がんだった。

病状もあまり良くなく、つらい日が続いたけど、
生きることをあきらめず、常に前向きだった。

その甲斐あって、8月に退院をして
通院による治療することになった。

自分は時間があったので、
父親が東京の病院まで治療行くときは車を出した。

その時、父親は、

「お前が会社を辞めて時間があるおかげで、
 俺はすごく助かっている」 と言ってくれた。

それが、ちゃんと話をした最後の言葉だったかな。

自分は、父親が病気で大変な時に、
無職で働いていない自分が許せないでいた。
日々自分を責め続けてしまったが救われた気持ちになった。

そのあと、直ぐに亡くなってしまった。
父親にちゃんと感謝の言葉を言えなかった。

でも、きっと父親は後悔しない生き方をしたと思う。

父が言ってくれたよう、後悔しない生き方をしていきたい。

おやじ、いままでありがとう


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