満員電車の中で・・・|思考と行動における言語

人文・思想

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★とある出来事

満員電車の中で・・・

思考と言動における言語のマインドマップ
まずは出来事の話し。

夜の満員電車での出来事です。

電車が駅にとまり扉が開く。

扉付近に立っていた僕や、その周りの人達も、出口を空けるために、1度電車から降りて、降りる人がいなくなることを見計らって再び電車に乗った。

すると、車内の奥の方から、ゴソゴソと動く気配を感じて、なにかな?と思ったら、わりと背が小さい女性が、人をかき分けながら出口に向かってきた。

しかし、彼女が駅で降りようとしたとき、彼女の前で扉は閉まってしまい、彼女は駅で降りられなかった。

すると、彼女はスマートフォンをバックから出して、僕の視界からも見えるような感じで、某SNSで文字を打ち始めた。

「最悪~、いま電車降りられなかった。

 なんでこんなに混んでいるの?人が多すぎなんだよ。

 もう今日は最悪な1日。」【送信】

この彼女を見ていると、とても寂しい感じがした。

僕らはいったい何の為に言葉を使い、何の為に文字を使うのだろうか?

彼女は、SNSで最悪と文字を打つ前に、人としてするべきことがあったのではないだろうか?

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