見失った大切なこと|思考と行動における言語

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見失った大切なこと

思考と言動における言語のマインドマップ
僕らは、いつもあたりまえにあるものに、いつでも使えるものに、いつの間にか気づけなくなっていく。

例えば電力。

3.11以前は電気は、”安全でクリーンでエコなエネルギーです。

”ということに疑いも考えもせずに電気を使い、その背景では原子力発電所が多く建設されていた。

3.11以前の僕はいつも使う電気のことなんて考えたこともなかった。

そして、いま、自分も含めて気づけなくなってしまっているのが、言葉だと思う。

携帯電話・インターネット・SNSなど技術発展ともにコミュニケーションが進化してきた。

そして、いつでもどこでも、色々な情報が瞬時にやりとりされるようになった。

でも、その中で唯一変わっていないものが、”言葉を使う”ということ。

このブログだって、自分の思考を言葉を使って文章として表現しているもの。

どんなに技術が発展しても、きっとテレパシーが出来るようになるまでは、僕らは必ず言葉・文字を使ってコミュニケーションをしていく。

では、僕らはいつも使っている、言葉や文字を意識して表現しているだろうか?言葉や文字に含まれる意味を感じているだろうか?

電車に降りられなくて、今日は最悪な1日【送信】とつぶいた彼女。

「すいません、降ります、通してください」と言葉を声に出して車内(現実)の中で自分を表現することをせずに、「今日は最悪な1日」と文字だけを使って、バーチャルの世界だけで自分を表現する。

この地球で色々な生物が生きているなかで、なぜ、僕ら人類だけが言葉を使うのだろうか?

そして、文字を使う能力を持っているのだろうか?

コミュニケーションがあたりまえに便利になったこの時代だからこそ、もう一度、僕らは言葉や文字を使う意味を再認識する必要があると思う。

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