僕らはなにもわかっていない|思考と行動における言語

人文・思想

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★僕らの知識

僕らはなにもわかっていない

思考と言動における言語のマインドマップ
僕らは生まれてから、だんだんと言葉を覚えていき、親と他の人と関わりを持ちはじめる。

そして、学校にいくようになり、文字を覚え文章を学び、文章を理解する力をつけていく。

それから、文章・文脈をつかい、いろんなことを学んでいく。

僕らの知識は、自分の経験・体験で感じ学んだもの以外は、言葉と文章・文脈で学んでいる。

僕は坂本龍馬を知っている。

幕末のストーリーも知っている。

悲惨な世界大戦があったことも知っている。

でも、その知っているは、すべて文字と文章・文脈で知ったことであり、実際のところはなにもわかっていない。

人は文字と文章とその文脈で、その意味を理解している。

でも、その意味のとらえ方は、それぞれ違うものであり、文章・文脈が変われば、意味そのものが変わってくる。

戦争は正しさではじまり、愚かさに気づいて終わるものである。

きっと、戦争が始まるときは、相手の誤りを誇張して、自分の正義を主張して、戦争をする大義名分をつけて、開戦をするのだろう。

我が国の優秀な諜報機関の情報によると、あの国はとても危険な兵器を隠しており、我が国を含め周りの国の治安を守るために、すべての正義のために、わが国は立ち上がるのである。

といった感じで。

そして、国民の多くはその世論の文章と文脈だけで、自国の正義を信じてしまい、正義の戦争に簡単に同意してしまうのかもしれない。

でも、言葉や文字、文章や文脈は完璧なものではないし、実際のところは”わかならい”。

だからこそ、言葉や文章・文脈に隠れているもの、伝えられる出来事の本当の意味はどこにあるのか?常に意識しておき、その出来事が、自然の摂理から考えたとき、それがどうなのかを?常に考えて必要があると思う。

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