今回のキーワード
★コップの中の半分の水
結果だけを得たいのか、それとも・・・
よく物事の見方の例えとして、コップに入った半分の水をみて、”まだ水が半分も入っている”と思うか、”もう水が半分しか入っていない”と思うか、というものがある。
本などではよく、まだ半分も入っていると思うことの方が、前向きであり、ポジティブな思考と書かれているが、大切なことは、水が半分あるかないかではなく、コップ入った半分の水という事実をみたときの、自分がどんな状況であるのかを知ることにあると思う。
例えば、沢山水を飲んだ後で半分の水をみたら、まだ、水が半分も入っていると思うだろうし、喉がカラカラで沢山の水分を必要としている時であれば、もう水が半分しか残っていないと思うだろう。
コップ半分の水という1つの事実に対して、自分の状況に応じて都合のいいように物事をみているのが人間。
自分の喉がカラカラな状況なのに、まだ半分も水があると思おうとすることは、自分にとってはストレスになったりする。
これは、自分が落ち込んでいるときに、無理にポジティブな思考になろうとするのと一緒。
本当の前向き・ポジティブ思考とは、自分の喉がカラカラで水が沢山欲しい状況で、コップ半分の水の事実をみたときに、「もう半分しかない」・「まだ半分もある」と2面だけで物事を見るのではなく、コップ半分の水という事実を見たときに、”この水をどうやって増やそうか?”と、自分に質問をして、意識のフォーカス先を変え、事実に対して次の改善策を考えることだと思う。
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