水晶玉とシャボン玉|老いと死について

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水晶玉とシャボン玉

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みなさんに質問です。

もし下記のどちらかをもらえるとしたら、どちらをもらいたいですか?

1.時価1億円の水晶玉(条件:10年間はお金に換金できません)

Crystal ballCrystal ball / Jeroen Berndsen

2.フワッと飛んだ一瞬がとってもきれいなシャボン玉

soap bubblessoap bubbles / wolfgangfoto

時価1億の水晶玉と、一瞬ではじけるシャボン玉。

どちらがいいでしょうか?

何かを得るということは、何かを失うことを恐れるということ。

もし、1億円の水晶玉を選んだとしたら、10年間は水晶玉を持ち続ける必要がある。

1億の水晶玉が家にあるとしたら、みなさんはどんな感じになりますか?

僕だったら、水晶玉が盗まれないか、地震がきて水晶玉が落ちて割れないか?

10年後の1億の価値のために、常に水晶玉のことを考え失う事を恐れると思う。

では、シャボン玉を選んだとしたらどうでしょうか。

きっと、直ぐに膨らませて、フワッと飛ぶシャボン玉をみて、心から”きれい”と感じる。

そして、シャボン玉ははじけて消える。

シャボン玉は物質としては消えるけど、自分の心の中では”きれい”の体験が残る。

Soap bubbleSoap bubble / lemezza

そして、次の日からまた普通の日常になる。

きっと、これが人生を楽しむということだと思います。

物質への価値を追い求めてしまうと、失う恐れで心を狭めてしまう。

シャボン玉のように、一瞬にしか存在できないものなかから、”きれい”・”たのしい”などの感性に価値を感じる事で、心は開放的になっていく。

10年間、何か1つを必至に守り続けた心と、10年間、いろいろな体験を積んだ心では、どちらが、その後楽しいと思いますか?

きっと人生の価値は、物質にあるのではなく、心が感じたことの積み重ねにあるのだと思う。

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