輪廻転生を信じることで|魂について

人文・思想

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★輪廻転生とは

輪廻転生を信じることで

人間の魂は水と似ている。

天から来て天へ昇る。

そしてふたたび大地へと降りてくる。

永遠に繰り返しながら。

ゲーテ

輪廻転生。

人間の身体には寿命があり死がある。

しかし、そこに宿る魂には死はなく、また、新たな身体を纏い地上へと降りてくる。

最近、前世・来世という言葉を目にするが、これも輪廻転生が根底にある考え方。

人の魂は何度も何度も生まれ変わり、その都度色々な経験と体験を繰り返しながら、今世まで成長をしてきた。

そして、生まれてから死ぬまでの今の人生は、前世のひとつの結果であり、次の人生への出発点になるもの。

以前、「らいがん」の記事を書いたけど、今世を「らいがん」と言って諦めたら、来世もきっと「らいがん」になるだろう。

なぜならば、今世が来世への出発点だから。

そして、輪廻転生で大切なことは、前世がどうだった、来世がどうなるかではなく、いまこのときの経験や体験を大切にすること。

今は無駄と感じるようなことでも、心を込めて打ち込むことで、その体験と経験は必ずどこかで活きてくるということ。

輪廻転生などと言うと、怪しいと感じる人もいると思う。

でも、大切なのは怪しいかどうかではなく、今の自分自身が何を信じた方が、行動のモチベーションになるのかということ。

いろんなことが起る人生のなかで、会社をクビになったり、病気になったり、年老いて身体が動かなくなったりして、今まで出来た事が出来なくなったりして、もう自分の人生は終わりだと思い込み、「らいがん」と言って今を諦めたり、自ら命を落とす人もいるのも事実。

しかし、今世の体験と経験が、来世への種になるのだとしたら、今世の命が尽きるまで、それが辛く悲しい体験だったとしても、色々な経験として積んでいきけると思う。

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