本のキーワード
★問題の解き方
悩みの問題を解く方程式
悩みを問題に昇華させるためには、まずは悩みは自分自身の問題であるということを認識すること。
そのうえで自分にひとつの質問をしてみる。
”いったい自分はどうなりたのか?”
人が悩むときは、いまの自分が受け入れがたい事項が起きたとき。
そして、受け入れがたい事項が起きるのは、そうでない事項を、いまの自分が望んでいるから。
悩んで落ち込んでいる植物や動物を見たことがありますか?
きっと、植物や動物が悩まないのは、純粋に”いま”に生きていて、まだ見ぬ先の望みをもっていないから。
この宇宙は作用・反作用ですべてが成り立っている。
悩みという作用の反作用は望み。
望みという作用の反作用が悩み。
悩んでいるときは焦点が狭く悩みしか見えていない。
だから、その状態で”いったい自分はどうなりたのか?”と聞いても、きっと答えは出てこない。
そういうときは、まずは悩みを具体的に書き出してみる。
例えば自分に自信がもてない。
そしたら感情を入れることなく、機械的に反対の言葉に置き換える。
”自分は自信を持ちたい。
”これが悩みの反作用の部分であり、そして、これが問題の答えでもある。
問題の答えがわかれば、あとは自分の答えに自分が導けるように、いまの問題へと昇華させるために、自分自身に質問をしていく。
・自信がもてるようにするためにはどうすればいいのか?
・自信を持っている人はどんな人だろうか?
・自分にとっての自信とはいったい何だろうか?
・自分が自信を持てたら、それはどういう状態になるのだろうか?すると、自分自身のいまの課題が見えてくる。
そしたら、あとはひとつひとつその課題をこなしていく行動を積んでいけばいい。
”悩み”が”問題”になり行動に変わったとき、”悩み”はほとんど自分の中から消え去っていく。
そして、一度悩んだことの答えを自分で見つけて、自分で克服をすると、もう同じことで悩まなくなる。
それが人としての成長になる。
悩みは人生の宿題。
宿題は自分でやるからこそ自分のものになるものだから。
続きを明日書きます。
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