数字のアンカリング|ファスト & スロー

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数字のアンカリング

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人は自分か関係する何かの出来事に対して、システム1がまずは高速に処理をする。

そして、システム1の高速処理は、高速であるがために、システムエラーを起こしやすい。

そのひとつが数字のアンカリング人は最初の数字に影響を受けやすい。

最新のスマートフォンが、なんと!!実質0円!!という宣伝見たことありますか?

すると、人はスマートフォンが0円で手に入ると、思い込みやすくなり、お店に入りやすくなる。

例えば、同じスペックのスマホで、

A:本日契約に限り、最新のスマートフォン実質0円本体代¥20,000のスマートフォンが本日0円で購入できます。

ただしパケットフルの契約が2年間必要です。

B:本体代20,000円通信費:2500円/月です。

とではどちらのものを購入しようかなと思いますか?パケットフルの月額通信費が明記されていないので、すぐには比べることができませんが、でも、スマフォが欲しいと思っている人は、Aの商品の方が買いやすいと思う。

でも、A:のフラットフルが月4500円の通信サービスで2年間継続利用となれば24ヶ月で54,000円の通信費が発生する。

一方、Bぼ通信費は24ヶ月で30,000円それに初期本体代¥20,000を合計すると、24ヶ月で50,000円になる。

しかも、2年間の継続利用の縛りはない。

実質0円のスマートフォンは、契約に含まれる通信費用で収入を得られるため、本体代をを0円にしている。

また、本体代を0円にすることで、数字のアンカリングを与えて、お客の購入意欲をそそることができる。

どんな商売でも、収益が上がらないと、商売にはならない。

なので、0円で本体を売るからには、その分、どこで収入を確保しているのだろうか?ということを購入者側が考えないと、ついつい実質0円に誘われてしまうと思う。

人は最初の数字の影響を受けやすい。

そのことを、意識しておく必要があると思います。

続きを、明日書きます。

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