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★プロスペクト理論
プロスペクト理論
人は自分か関係する何かの出来事に対して、システム1がまずは高速に処理をする。
そして、システム1の高速処理は、高速であるがために、システムエラーを起こしやすい。
そのひとつがプロスペクト理論人は同じ価値のものだとしたら、その価値を得るよりも、失う事を恐れるもの。
簡単に例えるならば、道ばたで1万円拾った喜びよりも、自分のお財布から1万円道ばたに落とした時のショック方が、心理的影響が大きいということ。
システム1は得よりも損を恐れる。
では、得・損と感じる基準値はどこにあるのだろうか?お金であれば、0円からマイナスが損で、0円からプラスがが得になるからわかりやすいが、実際には、お金という物理的で明確な価値が存在しない、人間関係の交流の中においても、プロスベクト理論が働いていると思う。
お金ではなく人が自分自身の損失と感じるもの、それは、プライドとか自分の価値観だと思う。
多かれ少なかれ人は、自分自身のプライドや価値観を持っている。
もちろん、それを持つことが大切なのだけど、過剰なプライドか極端な価値観を持っていると、それを傷付けないように、損と感じないようにするために、必至になって守ろうとしてしまう。
プライドや価値観を守ろうとすると、自分の中にギュッと閉じこもるか、相手を攻撃するかのどちらかになる。
そして、その一連の処理をシステム1が、高速に行っているから、そのことに、自分自身が気がつけない。
システム1は得よりも損を恐れる。
だからこそ、大事なことは、・自分にとっての得とはなにか?・自分にとっての損とはなにか?を明確な基準を見つけていくことだと思う。
そして、できることなら、得の基準値を下げて、損の基準値の上げると、得と感じることが増えて、損と感じることが減ることになり、すると必然的にシステム1の”損”という恐れが軽減されていくことになる。
否定や恐れから、はじまる行動は、結果として、否定や恐れを現実化してしまうと思う。
だからこそ、システム1が恐れと感じる自分の基準値を見つけていくことが、とても大事だと感じます。
続きを、明日書きます。
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