今回のキーワード
★関心のありかを知る
言葉のその先にあるもの
他人の事に関心をもたない人は、苦悩の人生を歩まなければならず、他人に対しても大きな迷惑をかける。人間のあらゆる失敗は、そういう人達の間で生まれる。
僕らは自己重要感を満たしたいと思うから、どうしても相手の関心を引きたくなってしまうもの。
そして、それは相手も同じ事を思っている。
だから、まずは自分の自己重要感を満たしたいという気持ちがあることを認めながらも、相手に関心を寄せるところから始めよう。
では、相手に関心を寄せるためにはどうするのか?それは相手の言葉のその先にある想いを感じとること。
僕らは言葉を通してコミュニケーションをするため、ついつい、その言葉の意味だけを解釈して、それが相手の気持ちだと思い込んでしまうことがある。
例えば、Aさんから「あなたは仕事が出来ない人ね」とキツイ言葉を言われたとする。
この言葉の意味だけを解釈すると、Aさんから自分の仕事の出来無さを指摘をされ、人によっては自分が落ち込んでいってしまう。
でも、Aさんの言葉のその先にある想いを理解しようと思うと、どうしてAさんは仕事が出来ないと言いたいのだろう?私のどんなところが出来ていないのだろう?Aさんの仕事が出来る状態とはどんなことだろう?などなど、Aさんに対して聴いてみたいと思う、質問がたくさん見つかるはず。
そして、何より相手の言葉に一喜一憂をしなくてもよくなる。
僕らは言葉を伝えるために言葉を使っているのではなく、想いを伝えるために言葉を使っている。
自分の想いは正直に言葉にのせて、相手の思いを言葉から感じとること、それがお互いに出来るようになったとき、本当のコミュニケーションになるのだと思う。
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