本のキーワード
★レモンをレモネードにする
悩みを叡智にする
なぜならば、彼らは常にいまにありつづけ常に自分であるから。
では、なぜ人は、いまに自分であり続けられないのだろうか。
生命体のなかで人にだけ発達した機能が脳の前頭葉。
前頭葉は創造性を司り、他人と自分を区別していま以外の時間概念を想像することができる。
では、なぜ生命体の中で人だけ前頭葉が発達したのだろうか?発達しなければ悩みも無かっただろうに。
もし、神というものがいて、この世を創造したというのならば、神は、人に悩むことを求めたのかもしれません。
人は悩むことで、あたらなことを創造する。
人は悩むことで、本来の自分に気づく。
人は悩むことで、いまここの幸せに気づく。
もし、人が悩みもなく、常に100%満足な状態であったなら、それはそれで何も創造されるものはない。
人には悩みや苦しみがあるから、心や前頭葉をつかい、新しい現実を創造したり、押さえ込んでいた自分を解放するのかもしれまん。
そう考えると、人は悩むために生きている。
それは、悩むことが目的ではなく、悩みから新たなことに気づくことが目的であり、悩みはそのプロセスの第一歩に過ぎない。
悩みは新たな気づきの第1歩。
新しいことに気づくチャンス。
本来の自分を思い出すチャンス。
だから、悩んだときに、安易に外側に答を求めてはならないし、なにより、悩んだ結果、何かに気づいたのであるならば、その悩みは自分を傷つけるものから、いまの自分らしい気づきのものになる。
過去の出来事は変えられないけど、過去の意味は自分で変えることができる。
そのためには、過去の悩みから自分が何を学び何に気づいたのか?を自分に問いかけること。
”人は自分の心で考え感じることで人間となる。
”悩みを叡智に変えること。
これは人にしかできないことであり、人が求められているものであり、人間が存在する意味なのだと思います。
いま、テレビや本などで、”あなたの悩みを解決します”みたいのがありますが、悩みは誰かに答えてもらうものでなく、自分自身で解決をするものです。
それが”人が悩む”の本当の意味です。
悩みを漠然と恐れるのではなく、心の焦点を広げながら、悩みを味わっていくことで、悩みが叡智に変えられるのだとだと思います。
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