本のキーワード
★事実と感情を分別する
事実と感情の分別
結局のところ、悩みとは出来事や人、社会にあるのではなく、自分自身の中にあるもの。
人はとかく、出来事に自分の感情や価値観をくっつけて物事を勝手に解釈をしている。
そして、自分は正しありたいとも思っている。
人はひとりひとり違うのに、どこかで同じでありたいと思っている。
だから、コーヒーが大好きな人が、コーヒーが苦手な人に出会うと、「こんなおいしいものが嫌いなんて信じらな~い。
」と簡単に自分の解釈を相手に押しつけてしまう。
人はひとりひとりの人生が異なるように、ひとりひとりの感情や価値観が違っている。
テーブルの上にコーヒーがおいてある事実に対して、コーヒーが大好きなひとはおいしそうという思いであり、コーヒーが大嫌いなひとはまずそうという思いになる。
そして、人は意見が対立するときの多くは、コーヒーが置いてある事実に対してではなく、コーヒーはおいしい・ますいという感情の対立になっている。
その自分達の思いが無意識であるものだと、なぜ?なんのため?の意見が対立しているかにも気づかず、お互いが、自分の正しさを証明するために、お互いの誤りを指摘しあう。
人はひとりひとりの感じ方が違う。
だからこそ、ひとりひとりが事実と自分の感じることを見極める必要がある。
コーヒーが置いてある事実。
自分はコーヒーが好き。
相手はコーヒーが嫌い。
ただそれだけだったりする。
きっと悩みを抱えるとき、事実に自分の感情と価値観が絡み合っていると思う。
だから、先に悩みを紐解こうとしてしまう。
でもね、悩みを紐解くためには、事実はなんなのか?という軸のことをまずは見極めなければ、悩み自体も紐解けない。
みなさんはゴミの分別をしますよね?なぜ分別して捨てるのですか?そう、その後のゴミ処理がしやすいから。
悩みもこれと一緒。
事実に自分の感情と価値観が絡み合っているのだから、まずは事実と感情の分別からはじめてみましょう。
続きを明日書きます。
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