席を譲ったのに「ありがとう」を言ってもらえなくとも|道は開ける

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★感謝を期待しないこと

席を譲ったのに「ありがとう」を言ってもらえなくとも

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もしあなたが、今日は疲れた状態で、電車の席に座っていたとする。

すると、自分の席の前に、杖をついたおじいいさんがあなたの前に立ったとする。

まず、あなたはどうしますか?自分が疲れていても、きっと席を譲るのではと思います。

あなたはおじいさんに「どうぞ」といって席を譲りました。

でも、そのおじいいさんは、なぜかあなたをにらみつけて、「ありがとう」も言わずに、当然のごとく席に座りました。

そのとき、あなたはどう感じますか?

きっと、僕だったら、せっかく席を譲ってあげたのに、「ありがとう」も言わずに、にらみつけるなんて・・・譲らなければよかった・・・と席を譲ってあげた行動に後悔をしてしまうかもしれません。

では、席を譲ったという自分の行動は誤りだったのでしょうか?違いますよね。

相手を思い席を譲るという行動は、自分が選択をして行動したこと。

その行動したときには、相手からの「ありがとう」も「見返りも」求めておらず、純粋な心で行動をしたこと。

でも、その後、おじいさんが自分をにらんで当然のように座った光景を見たときに、自分の純粋な行動を後悔してしまっただけ。

”人は自分の心で考え、感じたことで人間になる。”

相手の態度で自分の行動を後悔してしまうこと、相手の態度で自分がイライラすること。

それは、自分が相手にコントロールされているということ。

人はつい何かをしてあげたと思ってしまい、相手に感謝ぐらいはしてほしいと思ってしまいますが、自分がしたくてしたと自分視点で感じられれば自分自身で自分の行動を認めることができる。

席をゆずったときに、例えおじいさんがにらみつけて「ありがとう」と言わなかったとしても、自分が席をゆずりたくてゆずったのであれば、席を譲れた自分の行動を感じられ、心が広がっていくのだと思います。

続きを明日書きます。

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