今回のキーワード
★演出を考える
子どもが学校に行きたくないと言ったとき④
・先生と電話で少し話す(達成)
・学校の方面へ歩いてみる
・校門に触れてくる。
+
・放課後先生に会いに行く。
先生と話しをして、すこし気分が楽になったような感じの長男。
しばらくしてから、「お昼の準備をするから買い物に行こう、どうせだから学校の方面のお店に行こう。すうすれば、もう1つの目標も達成出来るからね。」と長男を誘い、散歩をかねて少し遠回りしながら、学校方面へ一緒に買い物にいく。
そして、買い物も終わり家に変える途中で長男に1つの演出を提案をしてみる。
「そういえば、君はホームセンターに買い物に行きたいと言っていたね。今日はパパ仕事を休んだから、学校が終わった放課後であれば、一緒にホームセンターに行けるね。でも、放課後に学校の先生に会ってからだと、遅くなってしまうから、最後の6時間目だけ学校に行けば、校門に触れて、先生とも会えるし、何より、放課後にホームセンターにゆっくり買い物に行けるそれでもいいかな~と思うけど、君はどう思う?」と長男に問いかけてみると、その時、長男は少し考えてから「今日は買い物に行かなくていい」と答えた。
自分の中では「行く」と言ってくれるかな、という期待感があったが、それは期待外れだった。
それでも、長男の意見を尊重して、「そっか、それでいいよ。」とだけ答えた。
そして、家に戻り、長男と一緒にお昼を食べている時、長男から「今から学校に行ってもいいかな?」と聞いてきた。
どうやら、さっきの提案を考えていたようだ。
「「電話で先生はいつ来てもいいよ」と言っていたからいいと思うよ」とだけ返ししてしばらく返事を待ってみると、長男が「行ってみる」と自ら答をだした。
それから準備をして、一緒に学校へ向けて歩きだす。
家から学校まで約15分の距離。
しかし、長男は気が重いようで歩みが遅く、学校に近くなればなるほど、遅くなっていく。
それでも「早くしなさい」とは言わずに、ただ、子どもの歩みに合せて一緒に歩く。
45分かけて学校に到着。
目標の校門に触れてから教室へとむかう。
そして、最後の教室への1歩を歩んだとき、担任の先生が気がついてくれて、教室の子ども達と一緒に長男を出迎えてくれた。
それから自宅に戻り長男の帰りを待つ。
1時間程でいつもどおりに元気に帰ってきた長男。
学校に行けたことよりも、自分の不安な気持ちを克服できたことただそれだけを褒めてあげた。
そして、次の日からは何事もなかったように学校に行っています。
誰にだって不安になる気持ちはある。
その不安な気持ちを一方的に励ますのではなく、まずは、その不安な気持ちと同じ視点になり同情をしていく。
そして、それからゆっくりと相手の意見を尊重しながら次への行動へとつなげていく。
そうすることで、人は自ら動くのだと思う。
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