今回のキーワード
★利権とは
正義という名の利権
本当は正義のためにではなく、自分の利権のためにあったりする。
ただ、自分の利権のためだけだと、多くの人の共感は得られないので、正義を大義名分にしていく。
例えば、原子力発電所。
エコでクリーンで環境に優しい発電所が3.11前の売り文句で、環境に優しいが正義の部分。
その正義の結果、この狭い日本で54機もの原発施設がある。
その結果なにが起きたか?3.11以前はありあまる電力を持て余し、とてもエコとはいえない夜でもあかるい街を作りだし、オール電化という考え方もあった。
でも、3.11以後は放射能という環境への問題がいまも続いている。
エコでクリーンとはいったいなんの事だったのだろう?もちろん、エネルギー源として原発という存在は必要だったのかもしれない。
でも、正義のとろころだけを主張して、その反面に存在する闇の部分に触れず、結果として問題が起きたときに、「想定外」でしたとかたづけてしまうのは、エネルギーとしてのメリットではなく、利権としてのメリットがあったのではと、考えてしまう。
正義が強く主張されたとき、それと相反するものが存在し、また、主張された分の利権(メリット)も存在している。
いや、たぶん、きっと、利権(メリット)を存在させるために、正義が生まれてきて、その結果として、相反するものも生まれているのかもしれない。
正義とは、正義を主張する人間のメリットである。
すべてはこの構図で成り立っているのだと最近は思います。
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