システム1のプライミング効果|ファスト & スロー

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★プライミング効果

システム1のプライミング効果

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人は自分か関係する何かの出来事に対して、システム1がまずは高速に処理をする。

そして、システム1の高速処理は、高速であるがために、システムエラーを起こしやすい。

そのひとつがプライミング効果。

子どもの頃、「ピザ」を10回言ってと言われて、「ピザ」・「ピザ」・「ピザ」・・・・と言ったあとに、【ひじ】を指してこれなんだ?と聞くと、「ひざ!!」と答えるゲームやったことありませんか?

これがシステム1のプライミング効果です。

先行刺激(情報)が、その後の思考に影響を及ぼします。

最初から「ひじ」を指してこれなんだ?と聞けば、誰もが「ひじ」と答える。

それなのに、「ピザ」という情報と、なんかひっかけがありそうという思惑を与えることで、「ひじ」を指したときに、「ひざ」と答えてしまう。

テレビのCMもプライミング効果のひとつだとと思う。

例えば、花粉症の季節のCMでは、花粉が飛散する映像、目がかゆくてくしゃみをする人、それを解消する薬をセットにして繰り返し流せば、花粉症の人が薬を買うときに、なんとなくCMの薬を手にとってしまう。

CMという先行刺激により、なんとなく薬を手にとるという行動に影響をあたえられている。

そう考えると、情報化社会のいまは、先行刺激がたくさんあるの社会とも言えるかもしれませんね。

続きを、明日書きます。

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