今回のキーワード
★もうひとりの自分
ふたりの自分
意識的な、いつもの自分と無意識的な、もうひとりの自分。
あなたの中にも、もうひとりの自分がいて、内なる声が聞こえていると思います。
そして、いつもの自分ともうひとりの自分がバラバラになったとき、人は大きく悩みを抱えます。
カウンセリングなどで、悩みのお話を伺っているとき、いつのも自分の視点だけで、自分を見てしまい、悩んでいる方が多いです。
例えば、自分はダメダメでなんです。
何もうまく出来ないのです。
という悩みがあるとする。
それは、もうひとりの自分が、ありのままの自分にであることを求めており、そのギャップが悩みとなっている。
自分がダメと思っている人に、どんなところがダメですか?と聞くと、直ぐにダメなところをダーっと答えてくれる。
では、どんな状態が、ダメじゃない自分ですか?と聞くと、しばらく考えて、ポツポツ程度の答しかない。
自分をダメだと思っているとき、多くは意識的ないつもの自分が、自分より出来る人、恵まれた環境と自分自身を比べてダメだと思い込んでいる。
でも、もうひとりの自分はそんなこと求めていない。
”ありのままのあなた”でいてほしいと思っている。
自分の中にいる”ふたりの自分”の思いのギャップが、悩みとして現われてくる。
そのためにも、何か悩みがあったとき、外側の何かに答を求めるよりも、自分内側にいる”もうひとりの自分”に素直に正直に質問をしてみること。
例えは、”ダメじゃない自分はどんな自分だろうか?”と。
そうすることで、ふたりの自分のバランスがとれるようになり、やがて、悩みは成長に変わります。
コメント