自分の枠を感じるとき|できることから始めよう

人文・思想

今回のキーワード

★変化をすること

自分の枠を感じるとき

この宇宙は常に変化をしている。

時間は1秒1秒変化を続け、時間という概念の中で春夏秋冬の1年の気候変動を繰り返しながら、人も自然と年齢を重ねていく。

そして、常に変化する宇宙の仕組みの中で、生きていく為に人間にはホメオスタシスという恒常性維持機能も存在している。

恒常性維持機能とは、外部環境の要因に対して、自然と自分の状態を一定に保とうとする機能。

暑い夏でも、寒い冬でも体温が一定なのは、恒常性維持機能が働いているから。

また、恒常性維持機能は感情ともリンクしながら、今の自分を状態を保とうとするから、今の自分自身の状態を保つために、自分に対して”自分という枠”を作り出している。

人は恒常性維持機能が作り出した”自分の枠”の中で、新たな変化を恐れ、今までのパターンで生きてしまう。

何か新しい事にチャレンジしたいと思った時、ちょっとチャレンジしただけで、「やっぱり私にはこれ以上無理」と思ったり、自分と価値観が違う人に対して、「あの人は嫌い」と言うのは、無意識で自分の今の状態を保とうとするため。

しかし、宇宙と時間が変化していくように、自分自身も成長と変化をしていく必要がある。

なぜならば、変化こそが、魂レベルの成長であり喜びでもあるから。

そのためにも、恒常性維持機能と感情を、無意識のまま放置して枠の中で生きるのではなく、意識的に枠を感じながら生きてていく必要がある。

上記で例えるならば、「これ以上無理」と感じた時や「あの人は嫌い」と感じた時は、実は自分の枠とパターンを感じた時でもある。

「これ以上無理」と感じた時は、小さな1歩の行動して少し先に進むだけで、今までの枠の外に出られたり、「あの人は嫌い」と感じたならば、どうして自分はあの人嫌いと感じるのか?と、自分に質問することで、今までの自分の枠のパターンと違う視点が見てくる。

そう考えると、恒常性維持機能と感情がリンクしているのは、外的変化から身体を維持する恒常性を保つ反面、魂レベルの内面は変化と成長をする必要性から、感情を使うことで変化を求めるサインを、意識に上げているためではないだろうか。

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