被害者ですか、それとも冒険者?|アルケミスト

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★冒険家か犠牲者か

被害者ですか、それとも冒険者?

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少年は自分の宝物を探すため冒険にでた。

自分の知っている街を出て、初めて訪れた見知らぬ街にきた。

しかし、そこで人に騙されて無一文になる。

少年は落ち込んだ。

「なんでこんな事になるんだ」「見知らぬ街でこれからどうすればいいのか・・・」「冒険に出なければよかった・・・」そして、少年はある事に気づいた。

僕は何をしにここまで来たのか。

冒険をするためか?それとも安定を求めるためか?無一文でも冒険はできる。

ゼロから初めてこそ冒険ではないのか。

そう、僕は騙された被害者ではなく、僕は宝を探している冒険家なのだ。

人生を生きていると、人から嫌われたり、会社をクビになったり病気になったり、嫌なこともいろいろ起きる。

その事実から逃げられないし、その事実を変えることもできない。

でも、その事実に対して変えられる事が1つだけある。

それが、自分の立ち振る舞いかた。

会社をクビになった、病気になった、情けない自分として立ち振る舞うのか、それとも、これからは、自分らしく生きていく!!、という立ち振る舞いをするのか、その立ち振る舞い方は、いつでも選択できる。

恐らく、多くの人は起きた事実と自分自身を混同してしまう。

ネガティブな感情に流されてしまう。

昔の自分もそうだった。

でも、起きた事実と、自分自身は別な存在。

ネガティブな感情に流さずに、自分の新たな立ち振る舞いを選択することで、起きた事実と自分自身を切り離す事ができる。

お金を盗まれた事実に対して、被害者になることは簡単なこと。

でも、その被害者意識と自分自身を切り離し、新たな冒険者に切り替えないと、いつまでたっても被害者であり、きっと、人生そのものが被害者で終わってしまうだろう。

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