昨日の埼玉県熊谷市の最高気温は34℃。
その熊谷と近い農家さんで麦刈りを手伝った。
とにかく熱い、でも麦は、乾燥したものを
収穫する必要があるため絶好の収穫日よりだという。
この麦畑は自家用小麦を作る小さい畑、
それでも手で収穫するのは大変なので、
バインダーという機械を使って収穫をする。
このバインダーは「麦の収穫と収穫した麦を紐で束ねる」
作業を自動で行うすぐれもの。
次に束ねた麦の束を、この機械に通し麦とわらを分離していく。
きれいに麦だけになる。
この畑を3人で2時間ぐらいで収穫完了。
麦収穫で使用した2台の機械の力を実感する。
収穫した麦は乾燥機にかけ乾燥させてから、
小麦粉にするという。
今度、収穫した小麦粉でパンを作るというので。
それもまた楽しみ。
今回、麦収穫をして疑問に思ったこと、
日本で消費する小麦粉は輸入に依存している。
自分は麦を日本で作れないから輸入していると思っていたけど、
こうやって日本でも作ることができるし、
2毛作といって田んぼで米と麦を効率よく作付けもできる。
それなのに、なぜ輸入に依存をしているのか?
それは、単純に輸入小麦の方が価格が安いから。
日本で麦を作っても赤字になるだけだという。
近年、ロシア・オーストラリアの
異常気候により麦が大不作だという。
そして中国などで小麦粉の消費が増えている。
その結果、日本では小麦の値段が上がりつつある。
まだ、値段が上がるだけなら良いが、
このまま不作か続き、小麦の消費が増え続ければ
麦の輸入そのものも危ういのではないだろうか。
利益だけで考えるのでなく、
日本の食という観点で、
麦を国内生産・国内消費という仕組み作りを
どうにか出来ないのだろうか。
麦の収穫を手伝って強くそう感じた。
今日も1日ありがとうございます。
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