自分の物語を感じてみよう


フォトリーディング28冊目

【タイトル】

 今日は心をみつめる日

【著者】

衛藤信之

【本を読む目的】

 幸せと不幸の違いは?

 ストーリーで考えるとは?

【感想】

 むかしむかしあるところに、
 おじいさんとおばあさんがいました。
 おじいさんは山へしばかりに
 おばあさんは川へ洗濯にいきました。
 そこで、川の上流から 
 大きな桃が流れてきました。
 その桃から生まれたのが桃太郎

 みなさんもご存じの桃太郎の物語。

 ここでみなさんに質問です。

 なぜ、桃太郎は桃から生まれる必要があったのでしょうか?
 かぼちゃから生まれたのではダメだったのでしょうか?
 
 そして、なぜ、貧乏なおじいさんとおばあさんに拾われたのでしょうか?
 裕福な呉服屋の若旦那に拾われてはダメだったのでしょうか?

 この質問の答えは、物語全体の構成を考えると見えてくると思う。

 自分の個人的な見解ですが、

 衝撃に弱くやわらかいイメージの桃から生まれた桃太郎。

 社会的にみて貧乏だけど、優しいおじいさんとおばあさん。

 その2人に育てられ強くたくましく育つ桃太郎。

 そして、強くて悪者の鬼をその桃太郎が退治する。

 貧しくても弱者が成長していき悪き強者を倒すストーリー展開。

 だから、桃と貧乏という弱くて貧しいというイメージを
 
 最初に読者に植え付ける必要があったのではないだろうか。

 前振りが長くなりましたが、

 この本を読んで強く感じた事。

 自分の人生をこの桃太郎の物語と例えるとどうなるだろうか?

 幸か不幸か、人間は1日先の未来ですら知ることはできないから、

 自分の人生がどんな結末になることは知る由もない。
 
 だから、人は年老いて自分が死ぬときに、

 その人生を振り返るのではないだろうか。

 そして、自分の全ての人生の物語が完結する時、

 自分の人生の物語に登場する人物や起こった

 事象に意味を見出せるのではないだろうか。

 今の自分を簡単な物語すると、

 34歳:自分をかえりみず家族をかえりみずガムシャラに働く。

 35歳:うつ病になり会社を辞め、無職&主夫になる。。

 11年7月1日 23時51分、いまこのとき、

 このブログのこの行を書いている。
 
 この1つ1つの事象に、

 今の自分はまだ意味を見出すことはできないが、

 もしかしたら、いつか今この時の意味を

 見出すことができるのではないだろうか。
 
 いつか、35歳の自分の経験が無かったら

 今の自分が無かったっと言っているかもしれない。
 

 物語はエンディングがあってすべて完結する。

 そしてどんな物語にも必ずエンディングがくる。

 物語の途中では、出会う人・起きる事象自体には

 意味や価値がものすごく薄いかもしれない、

 だけど、エンディングの時に

 初めてその意味や価値に気づく事ができる。

 桃から生まれる必要性、貧乏なおじいさんとおばあさんに

 拾われる必要性、一時のマイナスな事も、

 最後にはきっと意味があるのだと思う。

 だからこそ、自分の物語の中では、
 
 1日1日を深く生きる必要があり、

 日々感謝する必要があるのではないだろうか。

 この本を読むと、不幸も幸せも自分が

 選択している事だと気づく事が出来る。

 人生に起きることに、1つも無意味な事はない。

 その起きたことを幸せと感じるか不幸と感じるかは、
 
 自分次第だと言うことを教えてくれる1冊です。

$人生を楽しもう!!

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今日は、心をみつめる日。/衛藤信之

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今日も1日ありがとうございます。

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