そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
なんのために 生まれて
なにをして 生きるのか
こたえられない なんて
そんなのは いやだ!
今を生きる ことで
熱い こころ 燃える
だから 君は いくんだ
ほほえんで
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
ああ アンパンマン
やさしい 君は
いけ! みんなの夢 まもるため
なにが君の しあわせ
なにをして よろこぶ
わからないまま おわる
そんなのは いやだ!
忘れないで 夢を
こぼさないで 涙
だから 君は とぶんだ
どこまでも
そうだ おそれないで
みんなのために
愛と 勇気だけが ともだちさ
ああ アンパンマン
やさしい 君は
いけ! みんなの夢 まもるため
時は はやく すぎる
光る 星は 消える
だから 君は いくんだ
ほほえんで
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ どんな敵が あいてでも
ああ アンパンマン
やさしい 君は
いけ! みんなの夢 まもるため
~アンパンマンのテーマより~
作詞 やなせたかし
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先日、子どもの行事で
久しぶりにアンパンマンのテーマを聴いた。
そのとき、初めてこの曲の奥深さを感じた。
このブログを書くにあたり、
この歌詞を調べていたら、
これは作者の、やなせたかしさんが、
太平洋戦争中に特攻隊として亡くなられた
弟さんにむけた歌詞だとか。
戦争という大人の狂った大義名分の中で、
若者達が自ら死ぬことを強要された時代。
国のため、いや、大好きな家族の為に、
片道燃料で大空に飛びたつ特攻隊員の勇気。
忘れないで 夢を
こぼさないで 涙
だから 君は とぶんだ
どこまでも
そうだ おそれないで
みんなのために
愛と 勇気だけが ともだちさ
いけ! みんなの夢 まもるため
飛び立った真っ青な大空の中で、
切り離す事の出来ない爆弾を抱えながら
もう二度と戻れない大地や
もう二度と会えない家族の事を思いながら、
パイロット達はこんな事考えたのだろうか?
なんのために 生まれて
なにをして 生きるのか
こたえられない なんて
そんなのは いやだ!
今を生きる ことで
熱い こころ 燃える
だから 僕は いくんだ
ほほえんで
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
いけ! みんなの夢 まもるために
普通に生きることが当たり前の今の時代。
でも、つい66年前の戦争中は、
普通に生きていられることが幸せだった。
いまこの時代を、
なんのために 生まれて
なにをして 生きていますか?
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