なぜ、人は食べるのか?

今、日本では食料が溢れている。

スーパーに行けば季節を問わず、きれいな食材が並び、

街を歩けば、沢山の種類の飲食店が並び、

コンビニに入れば、パンや弁当・おにぎりが並んでいる。

これは僕の住む地域のだけのことではなく、

きっと、日本中が同じ光景なのだと思うと、

今日1でどれだけの食料が作られ、

どれだけに人により消費されているのか?、

もしくは廃棄されているのだろうか。

先日聞いた話では、日本では1日に

100万食が廃棄されているという。

某コンビニでは弁当の残飯を、

家畜の餌に回すことで、

循環型のエコシステムと言っている。

確かに食材を廃棄するより、

餌に回すことで循環はするが、

でも、本質は食材を廃棄するほど、

大量に作っているという事に、

問題があるのではないだろうか。

人は食べることで、命を育んでいる。

今の日本では、お金さえあれば、

どこでも食べられることがあたりまえになった。

食べることがあたりまえになったから、

生きることがあたりまえになった。

そして、生きることがあたりまえになったから、

人の命や他人の命を大切に出来なくなった。

いま、日本で3万に以上が自ら命を絶ち、

ニュースをみれば、人間が人間を殺したり、

他人の命をもてあそんだりしている。

人が生きていられるのは、食べる事で、

今日という1日の活動エネルギーを

作り出しているから。

人は食欲を満たしたいから食べるのではく、

人は自らの活動エネルギーを作りだす為に食べている。

そして、人の食べ物のの根源には、

必ず他の生命体の命があり、

その命を絶ったものを食べている。

人は石や土を食べないし、

死んで腐った魚は食べない。

必ず命があったものを食べている。

人は、食べるという意味と、

その根底にある大切な事を、

あたりまえになりすぎて、

忘れてしまったのではないだろうか。

今日も僕は農業の

仕事を手伝っている。

農業という仕事は、

自然の力を借りて、

食べものを作りだす仕事。

その農業に携わることで、

生きるという意味を、

考えることがとても多い。

これから、農業を通して感じたこと、

少し書いていきたいと思います。
 

$人生を楽しもう!!


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