薬漬けの日本 【百姓が地球を救う】

19/100冊目(去年累計69冊目)

【タイトル】

 百姓が地球を救う

【著者】

 木村秋則
 
【本を読む目的・キーワード】
 
 ★農薬使用量が世界1位
    
  種の本能
 
  問題の本質とは
 
【感想】

 無肥料・無農薬のりんごを育て、
 
 奇跡のリンゴとして有名な木村秋則さんの本。

 一般的なリンゴを育てるのに、
 
 半年の間に11回の農薬散布を行うという。
 
 その農薬散布の作業により、

 木村さんの奥さんが体を壊した事をきっかけに
 
 木村さんは無農薬のリンゴを栽培を始めた。
 
 当時、リンゴを育てるには農薬が

 絶対不可欠と言われていた常識を、
 
 木村さんは10年かけて覆し、
 
 農薬なしでもリンゴが作れることを実証した。
 
 
 
  
 世界で1番農薬を使っている国はどこだと思いますか?
 
 アメリカでもなく中国でもなく、一番使っているのは日本。
 
 最近まで韓国も同量の農薬使用量だったが、
 
 国をあげての減農薬政策により
 
 30%の削減に成功しているという。
 
 
 そして日本は、
 
 人が飲む薬も世界一の消費量。
 
 世界全体の一人当たりの平均薬剤消費額の
 
 約8倍が日本人の消費する金額と言われていて、
 
 インフルエンザの時に飲むタミフルの75%は
 
 実に日本で消費されているという。
 
 
 農薬も世界一、薬剤も世界一、
 
 完全に薬漬けの日本になっている。

 
 農薬や薬剤は、問題とする
 
 症状に対して即効性を持っている。
 
 薬を使えば直ぐに効果が現われる。
  
 でも、その反面に作物も人間も
 
 自然治癒力を失っているのではないだろうか。
 
 そして、
 
 自然治癒力が低下すればするほど、
 
 薬に頼る必要性が出てくる。
 
 今の日本はこのスパイラルに
 
 陥っているのではないだろうか。

 
 今の日本で必要なのは、

 薬で何かを解決するのではなく、

 自分自身の免疫力を高めて、

 生命体が本能的に持っている自然治癒力で、

 症状を解決していく必要があるのだと思う。 
 
 
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