フォトリーディング6冊目
【タイトル】
ライト、ついていますか
問題発見の人間学
【著者】
ドナルド C ゴース
【本を読む目的】
問題発見とは?
効率よく問題を解くには?
【感想】
さあ、みなさんに問題です。
下記の設問を読み、3つの問題に直感で答えください。
《設問》
とある会社の高層ビル。
このビルには500人ぐらいの社員が勤務しています。
このビルには問題があります。
それはエレベータが1基しかないこと。
その為、毎朝出勤時間になると、
エレベータを乗る人で長蛇の列ができます。
人によっては、エレベータに乗れなくて遅刻をする人もいます。
『問題1』
あなたがこの問題を解決するとしたら、
どんな解決方法が考えられますか?
『問題2』
あなたがこの会社の人事部長だとしたら、
どんな解決方法が考えられますか?
『問題3』
あなたが、いまこの問題の解決方法を考えることに、
あなたにとってどんな意味がありますか?
問題とは望まれた事象と現実の事象のギャップである。
そして、そのギャップをどう感じているかは、
その人それぞれである。
だから、問題を解決しようとするとき、
問題の本質を定義する必要がある。
問題1の解決方法は、
エレベータをもう1基増やすという答えかもしれない、
問題2で人事部長の立場での解決方法は、
遅刻を無くすため、出勤時間を分散させるため、
フレックス制の導入という答えかもしれない。
問題を解決する時、問題をきちんと定義できれば、
8割は解決していると思う。
だけど、ここに大きな落とし穴がある。
人は問題を出されると、答えを出そうとして
結論に飛びついてしまう事が多い。
そして、そもそもその問題を自分が
解く必要があるかどうかも考えずに。
だから問題を解く前に自分に質問をしてみる。
これが、どうして問題なのだろうか?
自分が解く必要があるのだろうか?
だれにとっての問題なのだろうか?
そうすれば、問題を定義するヒントが見つかるかもしれない。
この本は、問題の本質を教えてくれる本です。
ライト、ついてますか―問題発見の人間学/ドナルド・C・ゴース
¥2,100
Amazon.co.jp
今日も1日ありがとうございます。
コメント