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【タイトル】
会社組織が蘇る。職場系心理学
【著者】
監修:衛藤信之
作画:ナカタニD
【本を読む目的・キーワード】
心を学ぶことで
会社組織と成果主義
★社内でのコミュニケーション
企業のメンタルヘルス対策
交流分析
勝ちと負け
価値観の対立
3日の命
【感想】
職場内で増え続けている
電子メールや掲示板でのコミュニケーション。
その反面に失ったものが、
人と人とのコミュニケーション。
「メールで送っておいたから」
「メール見てからメールで意見を返して」
多くがメールやりとりされるようになり、
人が発する言葉が要件のみの短いセンテンス。
そして、このコミュニケーション状態で
同時存在していたのが成果主義。
自分中心的な仕事のスタイルと、
要件のみの短いセンテンス。
自分の成果のみを伝えあう社内の会議。
「その仕事は自分の範囲ではないから・・・」
こんな言葉がそこらへんから聞こえていた。
心理学などを勉強していて最近思うことがある。
人は人と対話しているとき、
自分の内面とも対話しているときがある。
たとえば、誰かに何かアドバイスをするとき、
実は、そのアドバイスを自分自身に
言っていたりすることはないだろうか。
相談することで、自分を客観視してみたり、
雑談をすることで、新しいアイディアが生まれたり、
冗談をいいながら、お互い笑いあったりする。
日常の中の些細なコミュニケーションが、
実はとても意味があることなのだと最近思う。
今でも企業などでは心の病気になる人が増えている。
そして、企業は病気になった人をどうにかしようとする。
でも、病気になる人が増えている背景には、
こうした組織内でのコミュニケーションに、
実は問題があるのではないでしょうか。
マンガでわかる 会社組織が甦る! 職場系心理学 (じっぴコンパクト 62)/ナカタニD.
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