今回のキーワード
★判断をしないこと
正しさのその先へ
僕らはどうしても、起きる事象について、正しさとか間違いとか、何らかの判断をしたくなる。
人はきっと自己正当化したい生きものなのだと思う。
自己正当化したいと思うから、正しいとか誤りの判断をしてしまい、その判断基準をとおした、意味をつけてしまう。
しかし、日常で起きる何らかの現象は、ただの事実があるだけで、そこに正しさとか誤りとかの意味をつけているのは、そこに関わる人間だけ。
例えば、尖閣諸島で、日本領土とか中国領土と言っているけど、地球の視点からみれば、尖閣諸島いう島がある事実だけ。
そこに、人間が国という枠組みと、領土という考えを持ち込んできて、どちらの主張が正しいと言っている。
そして、正しさと正しさの主張がぶつかりあい、それがエスカレートしていくと、お互いが正義という名のもとに、人と人が殺し合う戦争に発展していく。
これが、本当に正しい答えなのだろうか?自己正当化するための判断をするまえに、その事実に対して、どうしてだろうか?と自分に問うことが大切なことだと思う。
そうすると、相手のその背景や、事実を俯瞰して見ることができるようなり、その上で、その事実に対して、自分が判断する意味・目的、判断した時の、その先のストーリーを感じてみると、新たな視点の答が見つかるのではないだろうか。
世の中には正しさも誤りもない。
ただ、事実があるだけなのだから。
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