今回のキーワード
★地球という生命体
僕らはみんな生きている!!
僕らが住むこの地球。
実はこの地球も1つの生命体である。
岩盤構造が人間でいう骨格にあたり、水が人間でいう血液になる。
そして、地球にも魂があり、地球の魂も輪廻転生を繰り返している。
地球は生命体である、これはガイア仮説とも言われていて、地球は、地球の生命体に対して、最適な環境(海中塩分・酸素濃度・気温など)を、作り出していてるという考え方。
その地域により違いがあるが、常に平均的に保たれている。
これは人間の恒常性と性質と一緒であると。
地球を1つの生命体と考え、僕ら人間はそこに暮らす、ちっぽけな存在だと考えると、色々なことが見えてくる。
もし、生命体の体の中に、骨格を削り、血液を汚すような菌がいたら、その生命体は、自らの生命を継続させるために、本能的に免疫作用が働いて、それを自然排除しようとするだろう。
いま、地球の気候が荒れているのも、もしかしたら、地球の免疫作用なのではないだろうか。
地球の中という枠のなかでみれば、人間はどんな生命体よりも優れ、高度な文明を築いてきた。
その結果、地球の息吹を感じることもなく、己を過信してしまっている。
しかし、地球という生命体のという視点でみれば、人間はその環境に蔓延る、ただの害虫にすぎないと思う。
そのためにも、地球も1つ生命体であると考え、母なる大地に立ち暮らす僕らは、その与えられた環境の中でなにをするべきか、1人1人が考えていく必要があると思う。
最後にシアトル酋長の、「父は空母は大地]の詩の一部を抜粋して紹介します。
すべてこの地上にあるものはわたしたちにとって神聖なもの。
松の葉のいっぽんいっぽん岸辺の砂のひとつぶひとつぶ深い森を満たす霧や草原になびく草の葉葉かげで羽音をたてる虫の一匹一匹にいたるまですべてはわたしたちの遠い記憶のなかで神聖に輝くもの。
わたしの体に血がめぐるように木々のなかを樹液が流れている。
わたしはこの大地の一部で大地はわたし自身なのだ。
川を流れるまぶしい水はただの水ではない。
それは祖父のそのまた祖父たちの血。
小川のせせらぎは祖母のそのまた祖母たちの声。
湖の水面にゆれるほのかな影はわたしたちの遠い思い出を語る。
水面を駆けぬける風の音や雨が洗い清めた空の匂い松の香りに染まったやわらかい闇のほうがどんなにかいいだろう。
ヨタカのさみしげな鳴き声や夜の池のほとりのカエルのおしゃべりを聞くことができなかったら人生にはいったいどんな意味があるというのだろう。
大地はわたしたちに属しているのではない。
わたしたちが大地に属しているのだ。
あらゆるものがつながっている。
わたしたちがこの命の織り物を織ったのではない。
わたしたちはそのなかの一本の糸にすぎないのだ・・この大地を大切にしてほしい。
美しい大地の思い出を受けとったときのままの姿で心に刻みつけておいてほしい。
そしてあなたの子どものそのまた子どもたちのためにこの大地を守りつづけわたしたちが愛したように愛してほしい。
いつまでも。
どうかいつまでも。
引用元:
<絵本『父は空母は大地』(寮美千子・編訳篠崎正喜・画パロル舎刊)より引用「父は空母は大地」の全文はこちらをごらんください。
続きを明日書きます。
コメント