先日まで行っていたキャンプ。
その前日に、小学2年生の長男が
「自分で火をおこしたい。」と言っていたので、
今回のキャンプで体験させることにした。
キャンプ生活の中で火はとても重要な役割をもつ。
たき火の火で、
ご飯を飯ごうで炊き、バーベキュウ用の炭へ着火、
夜に備えて暖房の準備にもなる。
その火の重要性を説明したうえで、
今回は長男と次男(5歳)に2人だけで火をおこすようミッションを与えた。
親が提供するのは材料と子ども達からの質問に答えるだけ。
子どもに提供した材料は、
・マッチ(30本程度)
・新聞紙
・乾かした牛乳パック 1枚
・キャンプ場で拾った大小の木
・バーベキュウ用の炭
最初2人は、いきなり大きい木や炭に、
マッチの火を着けようとしたが当然着火しない。
次に新聞しを大きく丸めて、その上に大きい木を置いた。
新聞紙に火を着けると、勢いよく着火するが、新聞が燃え尽きると
火は消えてしまい、大きい木の火はくすぶっているだけ。
次に利用したのが、牛乳パック。
(実は牛乳パックはロウと同じ原材料が使用されているため、
ものすごくいい火種になる。)
牛乳パックの半分を下に引いて、炭と大きい材木を置いて点火。
牛乳パックは一気に燃え上がり、子ども達は成功したと大喜び!!
でも、、牛乳パックが燃え尽きると、炭と大きい木から
煙は出ているが火は消えてしまった。
この時点でマッチの残数は10本以下、
ここでようやく作戦変更。
牛乳パックの上に小さい枝をのせて牛乳パックに着火。
牛乳パックが燃えると同時に小枝も燃え始めた。
子ども達は火を消さないように小枝を慎重にたき火に入れてゆく。
そして、次男が近くに落ちていた松ぼっくりをたき火に入れた。
すると松ぼっくりが勢いよく燃えた。(松ぼっくりも火種には最適。)
これを見ていた2人は近くから松ぼっくりを大量に集め、
たき火の火を段々大きくしていった。
そして、火が大きくなってから大きい木を入れ、
炭を周りに置き、たき火が安定してミッション完了。
2人とも火を見て大喜びしていた。
この夜、とても冷え込み、たぶん外気温は3度ぐらいだったと思う。
でも、子ども達がおこしてくれた火を家族で囲み、
焼きマシュマロをつくり、とても暖かい気持ちになれた。
日常の生活では、ガスコンロのスイッチ1つで火を利用できる。
だから、子ども達も火は簡単に着けられるものだと思っていたと思う。
今回は火おこしに2時間ぐらいかかった。
何度か質問はされたが、基本的に子ども達だけで火をおこせた。
だから、火が安定したときは2人で喜ぶことが出来たのだと思う。
日常の便利な生活をあえて不便にしてみると、
日常に感謝出来るようになるではないだろうか。
それは大人にとっても子どもにとっても。
今日も1日ありがとうございます。
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