フォトリーディング10冊目
【タイトル】
自己信頼
【著者】
ラルフ・ウォルド・エマソン
【本を読む目的】
自分を信じるためにはどうするのか?
【感想】
エマソンは19世紀の思想家
この頃からの人の本質は
今も昔も変わっていないのだと思う。
自己信頼とは、
自分を徹底的に信頼をすること。
自分のすべてを信頼すること。
では、自分を信頼する為にどうすればいいのか?
この本から感じ取れたことは2つある。
1つめは、自分自身をフィルタを通さずに見ること。
ここで言う、フィルタとは社会的な価値や他人の目線のこと。
実は僕もこの社会的な価値という視点だけで、
自分自身を見てきて苦しんで来た。
うつ病になる前は、
1部上場の大企業・管理職・人より少し多い給料・・・
これが自分の自信になりプライドになっていたりした。
でも、いまは、
元うつ病・無職・主夫・お金もない・・ダメダメじゃん。
このギャップに苦しみ、自分を責め続けてきた。
でもね、
これはすべて社会的価値という視点からだけで、
自分を見た場合の結果。
昔も今も、自分は変わらず今ここに生きているし、
妻や子ども達・友人も昔と変わらずに接してくれる。
それなのに、自分自身が社会的価値と自分を見比べ、
ダメ人間のレッテルを自ら貼っていた。
それでは自分を信じる事が難しいだろう。
2つめは、
今を生きることに集中すること。
自分はどうしても過去を振り返り、後悔することが多かった。
でもエマソンは自分の今を大切に生きろと言う。
今の自分を信頼し、正直に生きていけば、
人生の真実が見えてくると言う。
人生は過去に生きるものでもない。
人生は他人に見せるためでもない。
人生は自分の今を生きるためにある。
人生を正直に生きると真実が見えてくる。
自分を信じて行動することで、過去が正当化され、
今生きる価値を見つけることができるだろう。
自分を信じて思いを声にだそう。
そうすれば、すべてが意味を持つだろう。
人は自らの星である。
正直で完全な人間をつくりうる魂は
すべての光、すべての力、すべての運命を支配している。
ことが起きるのに早すぎることがなく
また、遅すぎることもない。
過去の事を振り返るのでなく、
見えない先の事で不安になるのでなく。
いまこの時の自分を信じて生きていくこと。
そうれば新しい道が開けるのだと思う。
難しい本だけど、
とても大切な事を教えてくれる本です。
自己信頼[新訳]/ラルフ・ウォルドー・エマソン
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今日も1日ありがとうございます。
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