昨日の記事で、
種を蒔いた1つの生命が、
芽を出し成長する為には、
行動というエネルギーを継続的に
与え続けていく必要があると書いた。
でも、
文章で「行動を続けていく」と書くのは簡単だが、
実際に、自分自身が行動していくことが、
なかなか難しかったりする。
よしダイエットしようと未来への種を蒔いても、
だいたい3日目ぐらいから、
「まあ今のままでいいか~何も困っていないし、
おいしいものを我慢することがもったいないし」
という感じで、せっかく蒔いた種を枯らせてしまい、
そして、また新年に同じ種を蒔いては
枯らしてしまう事を続けてしまう。
そう、今までの僕がそうだった。
でも、どうして種を蒔こうと思ったのに、
人は行動を継続する事が難しいのか。
それは、人は変わりたくないから。
そのように人は設計されているから。
その設計の中にあるのが2つの仕組み、
・脳の馴化作用と
・潜在意識の現状維持プログラム。
この2つの仕組みが人の行動を抑制してしまう。
脳の馴化とは、継続発生する外部刺激に対して、
脳は処理をマンネリ化してしまうこと。
ダイエットしようとして毎日走ったとしても、
3日目程度から、脳が走るという処理を
マンネリ化してしまい、その結果、刺激がなくなり
思考が走るのが面倒くさいと考えてしまう。
もう1つの潜在意識の現状維持プログラムとは、
今のあなたを保とうとする仕組み。
なぜならば、今のあなたは絶対に安全だから。
潜在意識は、もしダイエットが成功してやせてしまったら、
今のあなたを保つことができなくなり、
その結果、生命の継続が難しくなると勘違いしているから。
今のあなたを守るために現状を維持しようとする。
この2つの作用が行動を抑制してしまう。
でもこの2つの作用は決して悪いものではなく、
あなた自身を守るために作用している。
では、この2つの作用をクリアする為には、
どうすればいいのか?
それはやっぱり、
上記の2つの事を理解してうえで、
行動を継続していくこと。
実際の行動を継続していくなかで、
脳や馴化や潜在意識の反発が起きる。
そのときに行動を辞めてしまうのでなく、
いま、脳と潜在意識が反発しているな~と
感じながら、行動を続けていくこと。
そして、反発が起きているということは、
新たな変化の直前にいるのだな~と感じること。
それをあるタイミングまで行動を継続できれば、
人はその行動を習慣化出来るという。
人は行動の習慣化が出来たときに、
新たな変化への1歩を歩み出し
脳と潜在意識の反発がなくなるのだと思う。
コメント