子どもの夢に耳を傾けよう

先日、小学5年生の男の子と話をした。

その子が、なんとなく疲れている様子だったので、

「どうしたの?」と話しかけてみてたところ、

下記のような会話になった。

男の子:「塾や習い事がとても忙しくて休む暇がないんです。
     毎週水曜日の夕方しか自由時間がなくて、
     ちょっと疲れていいるみたいです。」

自 分:「そうなんだ、なにか将来なりたいものがあって、
     今を一生懸命勉強しているのだね。」

男の子:「そうです、僕は立派な大学に行くために勉強しているんです。」

自 分:「そうか、大学を卒業したら、どんな事をしたいの?」

男の子:「特にやりたい事はありません・・・」>

自 分:「???、大学に入ったらどんなことしたいの?」

男の子:「思いっきり遊びたいです。」

自 分:「????、どうして大学に行きたいと思っているの?」

男の子:「パパとママが立派な大学に行きなさいと言っているから」

自 分:「そうか、パパとママの大学に行ってほしいという、
     期待に応えるために、今は一生懸命勉強していて、
     だから、大学に入ったら、その分遊びたいの思ってる、
     そんな感じかな?」

男の子:「たぶん、そんな感じです。。」

この子は、いま一生懸命になって、

勉強をしたり習い事をしている。

その努力はものすごい事だと思う。

純粋に親の期待に応えたいと思っている。

だから、大学に行く事が目標になっていることに、

自分としてはとても切なく感じてしまった。

この後も、男の子と話をして、

「将来どんな事でも叶うとしたらどんな事をしたい?」

と質問をしたら、答えが「まだわからない」だった。

きっと、この男の子も、色々勉強して、

経験して、年を重ねていくと、

自分自身の夢を見つける事ができるだろう。

そう信じたい。

そして、この子のパパとママは、

この子にもっと夢を持たせるように

たくさんお話を聴いて語ってほしい。

子どもからみたら、両親は絶対の存在。

子どもは親に期待に応えようとするもの。

だから、両親は子どもに対して、

将来の夢や目標を勝手に決めるのではなく、

その子がなりたい・やりたいという事を、

たくさん聴いて、その事を、

全面的にバックアップする存在であってほしい。

最後にメンタルのセミナーで聞いた、

能力開発研究家ウェイトリー詩を紹介します。

子どもの話に耳を傾けよう

今日、少し

あなたの子どもが

言おうとしていることに耳を傾けよう。

今日、聞いてあげよう、

あなたがどんなに忙しくとも。

さもないと、いつか子どもは年老いた

あなたの話を聞こうとしなくなる。

子どもの悩みや要求を聞いてあげよう。

どんな些細な勝利の話も、

どんなにささやかな行いも褒めてあげよう。

おしゃべりを我慢して聞き、

一緒に大笑いしてあげよう。

子どもに何があったのか、

何を求めているのかを見つめてあげよう。

そして言ってあげよう、愛していると。毎晩毎晩。

叱った後は必ず抱きしてめてやり、

「大丈夫だ」と言ってやろう。

子どもの悪い点ばかりあげつらっていると、

そうなってほしくないような人間になってしまう。

だが、同じ家族の一員なのが誇らしいと言ってやれば、

子どもは自分を成功者だと思って育つ。

今日、少し

あなたの子どもが

言おうとしていることに耳を傾けよう。

今日、聞いてあげよう、

あなたがどんなに忙しくても。

そうすれば、子供もあなたの年老いた、

過去の栄光に耳を傾けるために

あなたの元に、戻って来るだろう。



コメント

  1. より:

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    うわぁ。
    なんて気の毒な小学生だろ。
    今遊べてないから、そんな夢になるんだろうね。
    小学生のうちしかできないこと、楽しめないことって盛りだくさんあるのに。
    しかも、遊ぶために「いい大学」を受からなきゃと思っているなんて・・。

    5年生ともなると、随分価値観が定着しつつある年頃に思えます。
    中学に行けば、塾にも行き、受験に向けて競争し続ける毎日。
    きっとますます分からなくなるんだろうね。

    パパが聞いても、答えられないのだから、「夢」を考えてみることも、しなくなってしまったのかも。
    一緒に夢を見つけてくれる人が、そばにいてくれたらいいな。
    好きなことを、キラキラ光る顔で話せるような・・。

    なんともコメントしたくなるような記事を書かれるので、何度も書いちゃって、迷惑だったらごめんなさいね。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >空さん

    ほんと、その子は頭がパンパンになるまでに勉強しているんだよ~。

    だから、夢を創造するゆとりがないんだよ~。

    空さんが言うとおり、

    その子の周りには、

    好きな事をキラキラ光る顔で

    話せる大人達が必要だと思うんだ。

    本来、その役割をお父さん・お母さんがするのが一番ベストだけどね。

    今度、その子とお話をする時は、

    僕の夢語っちゃおうかな・・・(・ω・)/

    いつもコメントありがとう。

    空さんのコメント

    とても嬉しく感じていますよ。(^_^)v

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