最近のおもちゃは細かなところまで、
いたりにつくせりに完成されているために、
子ども達が自分で創造を
働かせる余地がまったくありません。
ですから、
子ども達は何時間もじっと座ったきり、
おもちゃのとりこになって、
それでいて本当は退屈していて、
眺めてばかりいます。
けれど、頭の方は空っぽで、
ちっとも働いていないのです。
ミヒャエルエンデの「モモ」より。
昨日もファームで雑木林の開拓作業を、
子どもと一緒に行ってきた。
その作業中に子ども達は、
積み重なった倒木を利用して、
秘密基地作りを始めて、
そこで色々な遊びをしていた。
ここが大砲で、ここが脱出口で、
ここが地下への入り口だよ。
子どもの頭の中で広がる、
創造の話を聴いていたとき、
「モモ」の一節を思い出した。
自然の中で自由に遊べる環境があれば、
子どもは創造を働かせて遊ぶ。
逆に、自由に遊ぶためには、
創造を働かせないと遊べない。
昔の自分もそうだったと思う。
いま、ゲームや携帯など色々な遊びが存在するが、
すべて大人が設計したルールの中での遊び。
どうやって攻略するのか?とは考えるけど、
きっとゲームなどでは創造はできないだろう。
子どもの成長段階において、
創造をするということは、
とっても大切なこと。
今の子ども達に必要なのは、
自然を相手に自由に遊ぶ事ができる、
環境が必要なのだと思う。
昨日で子どもとの開拓作業は終了。
ようやく向こう側が見えるようになった。
コメント
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うわあ。ジャングルの中の子どもらの姿は、なんだかすごくカッコイイね。
勇ましい感じがする。
そのまま残しておいてやりたい気もするが、ここも何か始まるのだもんね。
想像しながら創造していくことは、一番の贅沢な遊びだと思うよ。
あるもので工夫して、どんどん想像の世界を実現させてさ。
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>空さん
そうだね~、
このジャングルにもかなり竹が進出していて、
これ以上放置すると他の木も倒れちゃうから、
整理しているんだ~。
でも、今回の子ども達の遊びを見ていて、
すべてきれいに整理をするのではなく、
子どもが創造や冒険ができる場所を
そのまま残す事にしたよ。
どんぐり小屋のように
子どもが想像して
創造していけるところ、
沢山つくりたいね。
コメントありがとう。