人は必ず、
”命をあるものを食べる”
そして
”その命は本来継続されるべく命である”
「いただきます」は頂く命へ感謝をすること、
僕も頭ではそのことをわかっていましたが、
実際にその意味は理解していませんでした。
みなさん、毎日、
たまごとか鶏肉食べますか?
僕も焼き鳥とかから揚げとか好きなので、
飲みに行くとよく食べます。
では、その焼き鳥・から揚げが、
料理になるまでのストーリーを
考えたことありますか?
僕は、今のファームで働くまで、
そんなこと考えたこともありませんでした。
食材はスーパーで買うものだと思っていたから。
人間の食の視点からみらとき、
鶏には卵用種と肉用種の2種類があります。
スーパーで売られている鶏肉は肉用種のブロイラーです。
職場のファームには約600羽の卵用種の鶏がいます。
鶏たちは野菜や餌をたべ、ほぼ毎日たまごを産み、
僕らはたまごを商品としてお客様に提供しています。
鶏の寿命は15年ぐらいです。
その15年の寿命の中で
鶏がたまごを産む期間は
どれくらいだと思いますか?
鶏がたまごを産める期間は、
生後から約2年間だけです。
2年以上過ぎると産卵率が低下します。
たまごを売るという仕事では、
たまごを産めない鶏は、
ある意味コストになります。
15年の寿命を全うさせたいと
思うかもしれませんが、
600羽の鶏が15年生きる為に
必要な飼料を考えれば現実的ではありません。
それでも、卵用種の鶏たちは、
2年間はたまごを産む仕事をしてくれます。
では肉用種のブロイラーはどうでしょうか?
鶏肉の大きさににもよるようですが、
1つの命として産まれてから長くても
5ヶ月ぐらいには鶏肉として出荷されているようです。
肉用種のブロイラーは人に食べられる仕事のために、
1つの命として産まれてきているのです。
毎日のように、たまごや鶏肉を食べる僕らは、
おいしいか・おいしくないか、
その視点だけで食を感じてしまいますが、
その素材に含まれている命について
考える事は少ないと思う。
「いただきます」しっていますか?
続きを明日書きます。
ファームカウンセリング 空
自然の中でカウンセリングしています。
ファームカウンセリング空のホームページ
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