引き続き農家の話。
先日、春の育苗に向けて堆肥作りを行った。
堆肥とは、有機物を微生物によって
完全に分解させた肥料の土のこと。
自分は落ち葉とかが腐れば、
簡単に土に返るものだと思っていたけど、
そこには微生物という大切な存在がいるとのこと。
堆肥の作り方も色々あるけど、
今回は畑で使った麦わらを集め、
麦わら→土→米ぬか+水分の順に、
どんどん重ねて山にしていく。
ここで大切なのが米ぬかの存在。
この米ぬかが微生物のエサとなり、
微生物による有機物の分解を促進させるとのこと。
今はただの麦わらの山だけど、
数ヶ月後にはこれが土に返ると思うと、
なんだか不思議な感じがする。
この仕事を手伝って感じたこと、
この地球上の有機質なものは、
人間を含めすべて地球に
返るようになっていて、
その土から栄養をもらって、
新たな生命が生まれる。
これが地球の循環の
仕組みなのだな~と思った。
また、もうすぐで堆肥になる山を掘ってみたところ、
そこにはたくさんのカブトムシの幼虫がいた。
カブトムシのメスは、もうすぐで堆肥になるような、
一番栄養価が高い土の場所を選び卵を産むそうな。
自然の仕組みを知れば知るほど、
めちゃくちゃ奥が深いと実感した。
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