昨日までのブログに書いてきたイーグル訊けのなかで、
インディアンは自然と共に生きることを
価値観としていると書いてあった。
そして、僕もそう思う。
だけど、今の社会ではなかなか自然に
触れることができないのが現実。
特に今の子ども達にとっては、
生まれた時から自然に触れる機会が少ないから、
自然とはなに?という基本的なことを
経験していないのではないだろうか。
そんな想いもあったので、
昨日、僕が仕事している農家さんへ、
子ども達をつれて自然を体験をしてきた。
今回は子ども主体で体験をしてもらおうと思ったので、
「豚汁を作る野菜を収穫しよう」とお題をつくって、
子ども達に必要な野菜の意見を出してもらい、
それから野菜を収穫をした。
子どもからは、大根・にんじん・ねぎ・里芋・ごぼうなど、
子どもの意見のとおりに畑を巡った。
そして、子どもの力だけ収穫を行った。
大根収穫の際は、あえて収穫が難しい大根を選んで、
子ども3人で挑戦。
大根の周りを、まるで爆弾解体みたいな感じで掘り進め、
大根が半分ぐらい見えてきてから、抜いてみる、、抜けない。
子どもが「大きなかぶみたいにみんなで引っ張れば抜けるんじゃない?」
と意見が出たので、大人は「いいね~」といって見守るだけ。
それでもやっぱり抜けない。
「これは先頭の人の握力の問題だね~」とか
「大根はかぶと違って上に引っ張るからこの手は無理だ」とか
色々な経験・検証をしながら30分ぐらいかかって
ようやく大根を収穫できた。
そして、収穫した野菜は、
野外で火をおこしてから、
豚汁を作りおいしくいただいた。
今回、子ども達に
自然体験してもらって思ったことがある。
子ども達だけで野菜収穫をするのは、
ものすごく時間がかかった。
ついつい、大人がアドバイスをしたくなる。
ついつい、手を出したくなる。
大根の収穫も大人がやれば1分もかからない。
30分の時間がもったいないと思うこともある。
でも、そこをグッとこらえて子ども達に任せる。
そうすると、そのうちに、
子ども達の中で色々な意見が出てくる。
色々な役割分担が自然と出来てくる。
見守るだけの大人にとっては30分は
長い時間だったけど、
子ども達にとっては、
この30分間の自然との格闘が体験や経験となり、
それが楽しさであり、おいしさに変わるのだと感じた。
大人により定められたルールと
狭いフィールド中で遊ぶゲームとは違い、
自然の中で遊ぶのは全てが自由。
自由だからこそ自分達で考え、
仲間と意見を交わしながら
協力していく必要がある。
子ども達は自然から学ぶ事が
きっと沢山あったのだと思う。
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