「いただきます」しっていますか?・・15

僕が鶏をさばく仕事を

はじめた経験したとき、

自分自身の心の状態として、

まだうつ病のことを引きずっていた。

だから どこかで これからも、

自分の人生を生きていくことに

否定的だった。

正直、鶏をさばく仕事はしたくなかった。

でも、ファームのオーナーの

「鶏肉を食べているでしょ?」のひと言で、

とりあえず、やってみようと思えた。

ここから、命を頂くという事実を伝えるために、

鶏をさばく仕事のことを少しリアルに書いて行きます。

まずは、たまごを産まなくなった

にわとり達を捕まえるとこから仕事ははじまる。

鶏舎内を自由に動き回るにわとり達、

こちらの殺気を感じるのだろうか素早く逃げ回る。

なんとか、にわとりを捕まえてカゴに入れる。

このカゴに入ったその先には死が待っている。

そんな事を感じながら、にわとり達を捕まえていく。

にわとり達を作業場につれていく。

カゴから、にわとり達を取り出し、

足はバンドで、羽はクロスに交差させて固定して、

作業台に逆さづりにつるしていく。

自由に動けないにわとり達

それでも必至で逃げよう生きようとして、

声をだしながら体全体で動き続ける。

僕は、鋭利な包丁を片手にもち

逆さづりにされて 1匹のにわとりに近づく。

これから殺そうとしている にわとりを見ると、

まるで、にわとりと目があっているような感じがして、

心の中では”ごめんなさい”という気持ちになる。

にわとりの目をみながら、

包丁を入れるのが怖いので、

片手でにわとりの顔を覆い、

にわとりのクビの頸動脈に

ぐさっと包丁を入れている。

その瞬間の悲鳴のようなにわとりの声、

にわとりの体全体にはいるこわばる力、

頸動脈を1回で切ることが出来ず、

”ごめん・ごめん”と心で思いながら、

何回もクビに包丁を入れていく。

そして、頸動脈が切れたとき、

僕の手に、赤黒くてあたたかい、

にわとりの血が流れ出した。、

ドクドクと手に伝わる

にわとりのあたたかい血、

それでも、しばらくは

にわとりは暴れ続ける。

まるで”まだ生きるんだ”と

言っているかのように。

僕は暴れるにわとりを必至で抑える。

そして、やがて、フッと

にわとりの力が抜ける瞬間がくる。

そう、それは 

にわとりが死んだとき。

動物が物に変わったとき。

「いただきます」しっていますか?

続きを明日書きます。

ファームカウンセリング 空 

自然の中でカウンセリングしています。

$人生を楽しもう!!

ファームカウンセリング空のホームページ
http://enjoy-my-life.jp/sora/

 $人生を楽しもう!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました