どうしてお米が主食になったのか|コメの基本

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★お米のルーツ

どうしてお米が主食になったのか

みなさんが毎日食べるお米。

では、お米ってそもそも何でしょうか?何かの実ですか?それとも、何かの葉ですか?そう、僕らがお米と称しているものは、イネという植物の種。

秋に収穫した籾を蒔けば、芽が出てくるもの。

僕らはイネの種を食べている。

では、なぜイネの種が、僕らの主食になったのでしょうか?

お米のルーツは、8000年前の中国にあると言われていて、日本には3000年前、縄文時代の終期に伝わってきたとされています。

それ以降、日本では3000年間、お米が栽培され続けてきた。

その理由が、お米が今の日本の主食になっている理由だと思う。

その理由とは、まずイネの生命力の強さ。

春にイネの種(米1粒)を蒔けば、6ヶ月後の秋には約1000~2000粒の種になる。

その2000粒のイネの新たな命の種には、人間が生きる為に必要な栄養価が含まれている。

また、種を乾燥させることにより、長期保管が可能になり、稲作に適さない冬にも、食べ続けることができること。

イネの種は6ヶ月の短期間で2000倍にもなり、種に含まれる生命力のエネルギーが高く、長期保管が可能であること。

この3つの要素が、今もお米が主食である理由だと思う。

今日食べるお米は、1粒1粒がイネの種であり、その種は本来生きていたもの。

むかし、おばあちゃんに「お米1粒に7人の神様が宿っているから、1粒も残さずに感謝して食べなさい」と言われたことを覚えています。

きっと、小さいお米の粒のようにあたりまえのように、たくさんあるもの中にこそ、大切にして感謝しなさいと、おばあちゃんは伝えたかったのではないでしょうか。

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