遺伝子組み換えのメリットの影に|タネが危ない

生物・バイオテクノロジー

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★正義に隠れているところ

遺伝子組み換えのメリットの影に


化学技術により植物に害虫抵抗性や除草剤耐性を持たせ、農業を楽に効率的にして、たくさんの農作物ことを作ること。

それがこれからの効率的な農業であり、飢餓問題も解決できるのです。

だから、遺伝子組み換え種です。

こう言われても、やっぱりいいイメージはもてない。

それは、遺伝子組み換え種の問題は大きく2つあると思うから。

まずは、遺伝子を情報を組み替えた種を、食べても大丈夫なのかということ。

人も植物も長い年月をかけながら、少しずつ生物的に変化をしてきたもの。

植物の種のDNAを情報を人為的に書き換えて、人間が人為的なDNA情報を食べたとしたら、人間の中でDNA情報の不整合がどこかでおこるのではないでしょうか。

また、もう1つの問題が、種が製品になっているということ。

遺伝子組み替え種の種は、化学技術の研究の結果である。

よって、遺伝子組み換え種の、種を蒔き、実が実り、次の世代の種を採種すると、特許違反になってくる。

また、種会社の特許を守るために、種自身にも遺伝子操作がされている。

例えば、ターミネーター技術。

植物の遺伝子を操作し、2世代目の種が実るとき、2代目の種が自滅するようにプログラムを組み込むこと。

人で例えるならば、我が子が産れたら、その子自身が自殺をするように、プログラムを組み込んでいること。

また、トレーター技術は植物の開花や実りのプロセスに遺伝子にロックをかける。

そして、特定の農薬を散布することで、開花や実りのロックを解除させるようにする。

そうすることで、種会社は、種と農薬をセット販売することができる。

遺伝子組み換え種のメリット(正義)は、

・害虫抵抗性や除草剤耐性に強い植物をつくること

・農作業が効率化できること。(特定の農薬をまけばいい)

・よって、安定して植物を大量に作り出すことができ、これからの食料危機に対応できること。

それが正義として宣伝をされている。

でも、遺伝子組み換えの種の反対には、

・人が食べて大丈夫なのか?という不透明なところ・農薬がないと育たない植物であること。

・種が製品になっていること。

という隠れたところがある。

もし、本当に食料問題のことを考えているであれば、2世代目の種を実らせて、多くの2世代目がつくることが、優先事項であり、特許を守るような仕組みはいらないはず。

でも、優先されているのは特許を守ること。

種を制するもの世界を制する。

正義の中には利権が隠れている。

それがこの世の常です。

そう考えたとき、遺伝子組み換え種は誰にとってのメリットなのでしょうか?

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