本棚のまえで・・・|思考と行動における言語

人文・思想

今回のキーワード

★権威の言葉

本棚のまえで・・・

思考と言動における言語のマインドマップ
よくテレビなどで、aaaa大学のxxx教授が専門分野ついて語るシーンが映る。

そのとき必ずといっていいほど、本棚の前で話しをしている。

パチンコ屋で話す教授を見たことがないし、教授の後ろにある本棚に、天才バカボンが置いてあるところも、やっぱりみたことがない。

必ず難しそうな本が置いてあり、かといって話しをするときに、本棚から本を取り出すわけでもない。

では、なぜ本棚の前で話しをするのだろうか?それは言葉に権威付けをしたいから。

aaaa大学のxxx教授(偉そう)
 ↓ 
難しそうな本棚(勉強していそう)
 ↓
結論を断定した話し(自信がある)
 ↓
話しを信じる(聞き手の思考停止)

人は権威を感じる人の言葉に、簡単に信じ込んでしまう傾向がある。

そして、初対面の人に権威を感じさせるためには、

・地位(大学教授)
・環境(本棚)
・断定の言葉などの要素が必要なのだと思う。

そう考えてみると、本棚の前で話す教授は、自分の話を信じ込ませようという意図もあることになる。

では、どうして環境面の効果を使ってまで、自分の話を信じてもらおうとするのだろうか?

ぜひ、自分の話を信じてもらいたいのなら、本棚の前ではなく、公園などのなにもないところで、語ってほしいものだといつも思う。

今回のオススメの本

コメント

タイトルとURLをコピーしました