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結果だけを得たいのか、それとも・・・
結果だけを得たいのか、それとも・・・
自分の人生を豊にしたい、自分の人生をよりよくしたい、人生をそう思い描いたときに、人は成功とか幸せをイメージする。
でも、その未来をイメージするとき、未来の自分の成功・幸せの状態が、今の自分の状態より、かけ離れ、壮大なイメージになってしまい、やっぱり自分には無理といって、あきらめてしまったりする。
このパターンで問題になるのは、壮大なイメージをしてしまうことではなく、壮大なイメージの中の自分と、今の自分を比べてしまい、やっぱり無理とあきらめるとこにある。
人が頭でイメージすることは、全て自由だから、最初は壮大なイメージもいいと思う。
大切なのは、その壮大なイメージから、より現実的なイメージにブレイクダウンしていき、自分の人生の明確な目的として、そこに向かうことを自分で決意すること。
人は自分で決意することで、行動のエネルギーがうまれ、物事の決断が出来るようになる。
それから、その目的にむかって、小さい失敗と小さい成功を繰り返しながら、自分を信じて行動をしていく。
するとやがて、壮大なイメージが、いつのまにか現実化しているのかもしれない。
そう考えると、成功とか幸せは、いきなり結果を得られるものではなく、自分の未来を描き、そこにむけて、コツコツと行動を繰り返した結果、得られる状態のことなのだと思う。
例えば、富士山の頂上に立つことを目的として、それが、成功や幸せだと思った2人がいたとする。
1人は、たくさんのお金を払って、他人が操縦するヘリコプターに乗って、短時間でいきなり頂上に降り立った。
もう1人は、1合目からコツコツと時間をかけて自分の足で頂上に立った。
この2人の気持ちとして、どちらが成功や幸せを感じられるだろうか。
富士山の頂上に立つことだけを目的とし、それを成功や幸せとするならば、お金を払って短時間で、ヘリコプターで行ってもいい。
でも、富士山の頂上で、自分がどんな気持ちになりたいのか?その事を考えると、短時間でお金を支払い結果を得るよりも、自分自身の足で時間をかけてコツコツと登ることの方が、自分の心の中で達成感を感じることができ、それが自分の自信にもつながり、結果として得られるものが多いと思う。
成功や幸せは、いきなり結果として現われるのではなく、自らのビジョンを描き、そこに向かい、コツコツと行動を繰り返すことで、感じ得られるものだと思う。
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