A店では高性能のスマートフォンαの
メリットだけを強調して販売していた。
原子力発電所のPRも「安全・クリーン・効率のいい発電力」
この3つのメリットだけを徹底敵に強調していた。
でもね、これは宇宙の仕組みを無視した説明・提案方法。
だから、説明・提案に大きな矛盾がある。
人も物もエネルギーもすべて宇宙から出来ている。
そして宇宙から出来ているもには
必ずメリット(長所)・デメリット(短所)が存在している。
例えば、
凹のへこみの部分をデメリットとしたならば、
凸のとがっている部分がメリットになる。
そして、それが補完しあって□になる。
人間も長所・短所がある。
その長所・短所をお互いに理解して
コミュニケーションをとり補完しあうことで、
よりよい関係が築けるようになる。
そして、この仕組みの中では、
メリットが大きければ大きいほど、
デメリットもすごく大きくなる。
原子力発電所の最大のメリットを
「高い発電能力」としたならば、
そのデメリットが、
「放射能」となる。
僕がIT企業でネットワークエンジニアとして働いているとき、
お客様にシステムの提案する時は、
デメリットを必ず説明するようにしていた。
提案内容は当然、お客様の要望・問題をクリアした提案内容になり、
それがお客様にとってメリットになり、受注すれば自社にとってもメリットになる。
だから、メリットだけを説明したくなるが、
デメリットを無視した提案をして、仮に受注できたとしても、
そのデメリットに絡んだ問題が発生する事が多い。
その時、お客様はだいたい、「そんなの聞いていないよ」と言う。
デメリットを理解したうえで、発注していただいたお客様は、
そのデメリットに対して別の対策をとったり運用で回避するなど、
その心構えが出来ているので、その後の問題になる事は少ない。
今まで原子力発電所のメリットだけを説明して、
デメリットを隠し続けてきた国と電力会社。
震災から一ヶ月が過ぎようとしているのに、
事態を収束出来ずに、後手後手になっている現状。
恐らく、原発を推進してきた関係者達も
”利権”という自分たちへのメリットだけしか
見てこなかったのではないか。
彼らの利権、
それはお金・地位・名声・権力そんなところだろう。
でも、原子力発電所のデメリットが現実化して、
日本が住めない島になってしまったら、
そんな利権なんて、
なんのメリットにならないのに。
先にも書いたが、メリット・デメリットが存在するから、
それらを補完しあう為に組み合わせが重要なのだと思う。
これからの電力問題として
火力・水力・風力・太陽光など、
これらの発電方法をうまく組み合わせて、
高い発電能力を確保できないのだろうか。
もし、それでも電力が足りないというならば、
今までの電気の使い方を見直す必要があるのではと思う。
今日も1日にありがとうございます。
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