炊き出しボランティア5日目
今日は市内にある高校(避難所)での
150食分の炊き出し。
ここに避難されている方々の地区も
津波と火事で壊滅してしまったという。
また、学校も通常通り開始されていて、
ほかの避難所から学校に通っている
子どもたちもいるから、その子どもたちにも、
食事を提供できるように多めに仕込みをする。
朝8時から4人で炊き出し準備開始。
4日目ということもあり、テキパキと準備ができて
12時には食事の提供を開始。
最初に避難所の方々へ、
次に地区に住む方々へ、
次に先生、生徒たちへと、
皆が譲り合いながら順番に並ぶ。
1時間くらいで150食が無くなった。
今回も提供したウインナーのボイルを見て、
高校生が「ちょーうまそう!!ほんとに食べてイイですか?」
とうれしそうな顔をしてウインナーを食べていた。
いま、東京の高校生が普通のボイルウインナーをみて、
こんなうれしそうな顔をしてたべるだろうか?
震災から二ヶ月が過ぎて、ニュースなど報道も、
原発のことだけになってきているが、
津波の被害にあった街のことを忘れてはならない。
まだまだ、多くの人による援助が必要だと感じた。
今日、お話したおばあちゃんがこう言っていた。
今回の震災で私たちは
家族、財産、生活、多くのものを失った。
でも、多くの失ったものの反面、
得たもの(気づくこと)もあった。
それは、
人のあたたかさ。
震災当日は地獄絵図だった。
その中で助け合いながら一緒に逃げた地区の人々。
休むことなく働いている自衛隊、警察、消防の人々。
私たちのことを思い、来てくれる多くのボランティアの人々。
その多くの人々の純粋な心のあたたかさで、
私は前を向くことができた。
ほんとうにありがとうね。」
このお話を聞いたとき、ほんと泣けてきた。
そしてみなさんの心強さを感じることが出来た。
今回のボランティア活動で多くのことを学んだ。
炊き出し撤収完了後、埼玉へと戻ってきました。
今日も1日ありがとうございます。
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