先日までのボランティア活動の中で、
2番目に実感したこと。
それは人の生き抜く力強さ。
これは、山の近くに住むおばさんの話。
「まさか、山の近くに住む私の家まで津波が押し寄せると思わなかった。
だから、津波が見えた時に着の身着のまま山へ逃げたよ。
山の上から、津波にのみ込まれる街を見たとき、
もう、いままでの便利な生活は終わりだと思ったよ。
だから、これから生き抜く為に、
流れてくる食料・お菓子をかき集めて、
山の清流できれいに洗って少しずつ食べたよ。
衣類も流れてきたものを探したよ。
拾った衣類は洗ったけど、オイルの臭いが酷かった。
だけど、寒さをしのぐにはそれしかなかったからね。
幸い港町で多くの魚が流されてきていたから
それから数日間、近所の人と山の中で煮炊きをして救助を待ったよ。
10日ほどしてだろうか、自衛隊の車が救助に来てくれたとき、
それはみんなで喜んだよ。
そして生き延びた事を実感したよ。
いま、家の水・ガスは復旧していないけど、
あのときの事を考えればとても快適な生活だよ。」
このおばさんも、あの震災が来るまで、
僕らと同じようにあたりまえに生活をしていた。
そのあたりまえの生活が、津波により一瞬にして崩れて、
サバイバル生活を余儀なくされた。
ということは、いま僕らのあたりまえの生活も、
自然の驚異により一瞬で崩れ去る可能性がある。
いま、大地震が起きて、ガス・電気・水・食料
全てのライフラインが止まったとき、
みなさん生き抜いていけますか?
埼玉に帰ってからまず僕がしたこと、
全てのライフラインが止まっても
最低2週間 一家4人が生き抜く為に、
食料・震災グッズを準備した。
いま、余震も収まり、3.11以後買い占められた
震災グッズは普通に購入できます。
みんなが震災に備え、2週間の備蓄をしていたら、
関東で大震災が起きても買い占め行為は起きないだろう。
そしてパニックも起きないだろう。
今回の震災は決して他人事ではない。
明日は我が身。十分な備蓄と、
キャンプなどでもいいから、
野外での生活経験をしておくべきだと思う。
そうすると、日常のあたりまえの生活に
感謝出来るようになるから。
今日も1日ありがとうございます。
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