「いただきます」という意味

 昨日、いつもお世話になっている農家さんで、
  
 ある1つの仕事を手伝った。

 その仕事の途中に1つの話しを思い出した。

 その話しは、ご飯を食べる前に言う、
 
 「いただきます。」の意味についての話。

 
 この話しは友人からか、ラジオなどのメディアから

 聴いたのが、覚えていないが、

 話しの内容だけしっかり覚えている。

 それは、とある小学校1年生の教室のお話。

 
 学校給食が始まり、

 クラス全員で「いただきます」を言ってから

 給食をを食べるとき、

 1人の小学生が「いただきます」を
 
 毎日、言わなかったという。

 それを気にした先生が小学生に、
 
 先 生:「どうして”いただきます”を言わないのかな?」

 小学生:「お母さんが”いただきます”を
          言わなくていいと言っていた」

 それを聞いておどろいた先生は

 お母さんにその真意を直接確認した。

 先 生:「どうして、お子さんに”いただきます”を
             言わなくていいと伝えたのですか?」

 母 親:「あたりまえじゃないですか。

      私たちはきちんと給食費を支払っています。
      だから、子どもは給食を食べる権利が当然あります。

      それなのに、なぜ”いただきます”を
      言わないといけないのですか?

      それよりも、給食費を払っていない人たちがいるでしょう。
      私たちの前にその人たちに注意をしてはどうですか。。」

 その後、先生は返す言葉がなかったという。

 たぶん、このお母さんはお金という価値だけで、
 
 物事を見ているのではないだろうか。
 
 お金を支払っているから食べる権利がある。

 確かにそのとおりだ。

 でも、その権利とは誰にとっての権利なのか?

 お金というのは人間が社会という営みの中で、

 便宜上に作ったものであり、

 地球そのものに存在していた訳でない。

 植物も動物もお金に関係なく生きている。

 お金を払ったから食べる権利がある、

 それは人間のエゴでしかない。

 
 「いただきます」の本当に意味はどこにあるのか?

 幼少の頃から、親から「いただきます」を言いなさいと

 言われたから言っているのだろうか。

 農家で、その仕事を経験させてもらって、

 この「いただきます」という意味を

 深く考えることができた。 

 
 その仕事については明日書きます。

 
 みなさん、「いただきます」は
 
 どんな意味があると思いますか?

 今日も1日ありがとうございます。


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